アニメ版『ダンジョン飯』はつまらない?その理由は

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アニメ版『ダンジョン飯』はつまらない?

この作品は、ダンジョンの深奥でモンスターを食べながら進むという、アドベンチャーとグルメを融合させたグルメ・ファンタジー漫画です。アニメ化により、原作のファン層を拡大し、新しい視聴者にも受け入れられるようになりました。

冬アニメ覇権候補と言われていた

ANIME CORNERより

ダンジョンでのサバイバルと料理という斬新なアプローチのダンジョン飯。シリーズ累計発行部数850万部のため冬アニメの中でも注目度はかなり高かったです。さらにアニメーション製作にあのTRIGGERということで必然的に覇権候補となりました。

毎週更新されるANIME CORNERでの評価ではあまり芳しくありません。

特に原作は長年の連載の末完結したばかり。根強い原作ファンたちからもアニメ版は当然注目されています。

『ダンジョン飯』はつまらないという声

「『ダンジョン飯』、原作に忠実すぎて新鮮味がないかなって思ってたら、ブレイバーンがすごく良かった! #ダンジョン飯 #ブレイバーン」

「フリーレンは面白いと思うけど、ダンジョン飯は何が面白いのかいまいちピンとこないんだよな… #ダンジョン飯 #フリーレン」

「ダンジョン飯のキャラになんか感情移入できなくて、見てても楽しくない… #ダンジョン飯 」

「ダンジョン飯、1話で「これギャグじゃないの?」って思ったけど、その後の展開がちょっとついていけない… #ダンジョン飯 」

「ダンジョン飯、2話で切っちゃった。これ、ファンタジーより日常系の要素が強いよね。 #ダンジョン飯」

「ダンジョン飯、CMでめっちゃ宣伝してたけど、実際見たらちょっと期待外れだったな。 #ダンジョン飯」

「つまらない」と感じる理由

ストーリー展開の遅さ

冒険ものとしては比較的ゆっくりとしたペースで物語が進行し、第一話では、「特殊なダンジョンに潜る」という世界観の説明やキャラクターの深掘りに重点を置いています。

このため、アクションや急展開を好む読者には物足りなさを感じさせるのかもしれません。

ファリンがレッドドラゴンに食べられたのに呑気なパーティー

物語の中で、主人公ライオスの妹であるファリンがレッドドラゴンに食べられるという衝撃的な出来事が起こります。しかし、ライオスを含むパーティーメンバーはこの状況に対して比較的呑気な態度を取ることがあり、これが一部の読者からは不自然に感じられることもあります。

ただ、これは「死んでもダンジョンの外で蘇る」という設定があるからこそライオスたちも呑気でいられるということもあります。とはいえドラゴンに食べられたのだから消化されてしまうという恐ろしい状況ではありますね・・・。

主人公のライオスがサイコパス過ぎて感情移入できない!?

主人公ライオスは、魔物を食べることに異常なほどの興味を示すキャラクターです。また妹のファリンがドラゴンに食べられたのに、そこまでショックを受けていないようにも見受けられます。

彼のこの特異な行動や考え方は、一部の読者からはサイコパス的と捉えられ、感情移入が難しいと感じることがあります。ライオスの魔物への愛情や食に対する情熱は、物語の重要な要素であり、彼のキャラクターを際立たせていますが、その独特の性格は賛否両論を呼ぶ要因となっているようです。

ダンジョン飯は単純に敵を倒していくだけのストーリーではない

ダンジョン飯は、古のゲーム『ダンジョンマスター』や『ウィザードリー』など3DダンジョンRPGがモチーフとなっていると思います。

「ダンジョンマスター」とは、1987年にアメリカで発売された革新的なリアルタイム3Dダンジョンゲームです。このゲームは、FTL Gamesによって制作され、原題は『Dungeon Master』。日本では『ダンジョン・マスター』として知られています。

「ウィザードリー」とは、1981年にアメリカで開発されたコンピュータRPG(ロールプレイングゲーム)のシリーズです。このゲームは、Andrew GreenbergとRobert Woodheadによって作られ、RPGのジャンルにおいて画期的な作品として知られています。

ただ、あくまで「飯」にフォーカスを当てたストーリーである点が大きな違いですね。
なろう系のように、ガンガン強敵を倒して俺つえーしていくストーリーを求めている人からすると拍子抜けとなるのかもしれません。

同じようにチルチャックも見かけによらず生意気だったりと一癖二癖あるキャラクターばかりで初見だと、感情移入できないかもしれません。チルチャックは実は結構歳がいってるなどの設定があるのですが、わからない人からするとイラッとするかもしれませんね。

まだ序盤で、ストーリーの核心に触れていない

そんなダンジョン飯はユニークなストーリーではありますが、迷宮の主にまつわるストーリーや設定はしっかりと練り込まれており、そこが最大の魅力です。

まだ3話時点では、迷宮の主であるシスルも登場していないため、核心にも触れてすらいません。ここでダンジョン飯のアニメを切ってしまうのはとてももったいないです。

TRIGGERが独特な原作の雰囲気を再現できていない

個人的にはこの点が最大に失敗点だと感じています。
というのもダンジョン飯の原作は九井 諒子先生により漫画誌『ハルタ』で連載されていました。
原作は、とても緻密な作画で描かれており、ダークな世界観が漂う中でキャラクターたちのユーモアが光ります。
この世界観が素晴らしく、メインストーリーの面白さも相まって見る者を惹きつけます。

ただTRIGGERによるアニメ化は決して作画は悪くないのですが、なにか世界観が明るすぎて全く原作の良さを引き出せていません。ダンジョンに潜っていくという、恐怖感と好奇心が入り混じった感情をアニメ版では感じることができません。この点に関しては原作が凄すぎるのかもしれません。

また、料理シーンに関してもレシピ表記を割愛するなど肝心の部分で失敗しています。

私は原作が大好きでしたが、アニメ版は全く感情移入することができていません。
特に第3話の回想シーンでいきなり作画がTRIGGER調に変化し、原作ファンからは批判されていますね。
まさにザ・TRIGGERといった作画でしたが、世界観を重視していないからそういう遊び心を入れてしまうと感じました。

TRIGGER自体は素晴らしいスタジオだと思いますが、演出的な観点から、ダンジョン飯には合っていないのではと当初から感じていました。個人的はマッドハウスに製作してもらいたかったですね。

アニメ化による影響

アニメ『ダンジョン飯』は、そのユニークなコンセプトと魅力的なストーリーテリングで、多くの新たなファンを獲得しました。

アニメの評判

アニメ版『ダンジョン飯』は、原作の持つ独特の魅力を忠実に再現しながらも、アニメならではの表現で新たな魅力を加えています。

しかし、一部の原作ファンからは、アニメ化による変更点や解釈の違いに対して違和感を覚える声もあります。特に、原作の細かな描写や雰囲気を重視するファンにとって、アニメ版の表現は異なる印象を与えることがあります。

原作は完結したばかり。だからこそ原作ファンの期待は大きい

『ダンジョン飯』の原作は、最近完結を迎えたばかりです。そのため、長年のファンは作品に対して深い愛着を持っており、アニメ化に対する期待も非常に高いです。

原作の終わりとアニメの開始が重なることで、ファンは原作の世界を新たな形で楽しむことができますが、同時に原作への忠実さに対する要求も強くなります。アニメは原作の魅力をどのように映像化し、ファンの期待に応えるかが重要なポイントとなります。

2クールだし原作は傑作のアニメ、成功してほしい

アニメ化によりファンが増えることは原作ファンにとっても嬉しいこと。完結済だから尚更です。
しかも2クールということもあり、まだ始まったばかり。
原作が傑作だからこそ一度きりのアニメ化、なんとか成功してほしいと思います。
(チェンソーマンと同じ末路は辿ってほしくない)

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