『宝石の国』アンタークは死亡して復活したのはなぜ?

目次

「宝石の国」のアンタークとは

本編のネタバレを含みます。

アンタークとは

アンタークチサイト、通称アンタークは、「宝石の国」に登場する宝石の一つです。冬季限定で活動する特異な宝石で、他の宝石たちが冬眠する間、冬の仕事を一手に担います。

項目詳細
名前アンタークチサイト(Antarcticite)
愛称アンターク
硬度3
担当冬季担当、流氷砕破
髪色
制服真っ白い制服と短い手袋
性格軍人気質、一人っ子気質
特徴気温が下がると結晶化して人型になる。冬以外は液体の姿で眠る。
武器鋸状の武器(主に流氷砕破に使用)
声優伊瀬茉莉也
関係金剛先生と冬の間二人きりで過ごす。フォスとは冬の仕事を共にする。
物語での役割勇気と自己変革の象徴。フォスの成長に大きな影響を与える。
最終運命月人との戦闘中に捕らえられ、月へ連れ去られる。

アンタークは、低い気温で結晶化し、寒ければ寒いほど強くなるという特性を持っています。この宝石は、真冬に単独で仕事をするため、ペアで動くことには慣れていませんが、後輩のフォスに対しては優しさを見せることもあります。

アンタークの硬度について

アンタークの硬度は3で、これはフォスフォフィライトよりも低く、非常に脆いことを意味します。しかし、その低硬度を補う勇気と強さを持っています。

冬の間、アンタークは流氷を砕く仕事を黙々とこなし、宝石たちの眠りを守ります。この仕事は、自分の体よりはるかに大きな流氷を砕いていくという、まさに縁の下の力もち的な存在です。

アンタークの孤独

アンタークは、孤独ながらも強い責任感を持つキャラクターです。冬の間、他の宝石たちが眠っている間も、一人で宝石の国を守り続けます。それでもフォスがこの仕事を手伝ってくれることになりますが・・・フォスはこの仕事で両腕を無くしたりとトラブルが続きます。

ある意味孤独からは開放されてもフォスのお守りをすることになるアンタークでした。

アンタークの死亡について

フォスの事故

フォスが新たな能力を得てアメシストと共に見回りを始めたことから物語は展開します。しかし、新型の月人の襲撃により、アメシストは捕らえられ、フォスは動けなくなってしまいます。幸いにも助けが到着し、アメシストは無事救出されますが、フォスはこの出来事に深い罪悪感を抱きます。

冬の訪れと共に、アンタークだけが活動を続けます。彼はフォスの頼みを受け、冬の間の仕事を手伝うことになります。その過程で、フォスは事故に遭い、両腕を失ってしまいます。アンタークはフォスの腕を探すものの、見つけることができず、金剛先生に報告します。その後、二人はフォスの新しい腕を探しに出かけますが、そこで月人との運命的な戦いが待っていました。

新型月人の襲来

本来の月人は攻撃を受けると霧散しますが、新たに現れた月人は霧散しません。アンタークは、この月人を新型と呼びます。

新型はまるで釣り針のようなもので宝石たちを引っ掛けるような攻撃を繰り出しました。この攻撃にアンタークの腕は簡単に奪われてしまいます。「先生のことを忘れたらどうしてくれる!」と起こったアンタークは、この新型を退けたと思われましたが、箱のようなものに囚われたフォスを助けようとしている最中に、この新型に背後から顔を砕かれてしまいます。

月人たちはアンタークの欠片を拾い集め、月へと帰っていきます。新しい腕を手に入れたフォスが追いますが、追いつくことができませんでした。

フォスはアンタークチサイトが最後に託した希望を胸に、彼の一部を学校に持ち帰ります。

アンタークの回収はどうなったか

アンタークの回収に関しては、彼の破片が月人によって持ち去られた後、彼を元の状態に戻すための努力がなされます。しかし宝石の国ではアンタークを復活させることはできませんでした。序盤の時点では、月人に回収されたアンタークの欠片により、月側で復活しているという推測もありました。

しかしストーリーが進んだ後にアンタークは再び登場することになります。

アンタークの復活説

アンタークは復活した?

結論を言うと第95話でアンタークは復活しました。

そもそも、月へと連れ去られた宝石たちは極めて細かく粉砕され、その一部は宇宙へと散逸してしまいました。

本来であれば硬度4以下は諦めるしかないということでした。低硬度の宝石が復活に苦労した主な理由は、彼らがさらに細かく砕けやすく、その結果として宇宙空間に散らばりやすい性質を持っていたからです。

これにより、彼らを元の人間の形に再構築することは不可能になったとされています。しかし、宝石たちの個性と精神を保持するキーとなるのは、彼らの体内に存在するインクルージョンと呼ばれる微生物です。

このインクルージョンは、粉末化した宝石の本体から分離し、ある種の湖に留まっていることが明らかになりました。

このインクルージョンを収集することにより、宝石たちを物理的な形で復元することはできなくとも、彼らの精神を取り出すことは可能であることが判明。

記憶情報を月人に移植することで、アンタークは宝石ではなく月人として復活しました。

復活したアンタークは月で生活している?

第95話では、これまで月人にさらわれた宝石たちや、フォスに倒された宝石たちが月人として復活しています。

そして、まだ宝石だったゴーシェやユークも「宝石を月人化するマシーン」で月人に。

頭部をフォス移植したラピスだけが復元されなかったようですが、軒並み宝石たちは月人として復活しています。

かなりシリアスな展開が続いてた宝石の国ですが、この月の生活は本来のコミカルなタッチで描かれていてむしろ衝撃的でした。

シンシャたちと買い物して遊園地にいくアンタークが描かれています。

しかしこの月の生活は、フォスにより月人たちが成仏させられまでの束の間に幸せともいえるものでした。

この「成仏」について、「死」と捉えるかは難しいところです。この漫画はやはり仏教がモチーフになっており、死生観について考えさせられるものがあります。

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