怪獣8号は松本直也による日本の漫画作品。
『少年ジャンプ+』(集英社)2020年7月3日より連載中。ジャンプ+史上最速で3000万閲覧を突破した注目作。
第1巻考察
第1話
怪獣大国日本。まるで天災と同じように怪獣が襲い掛かる世界で、主人公「日比野カフカ」は、幼き日に幼馴染の亜白ミナとともに
「怪獣を全滅させよう」と約束していた。
しかし夢破れたカフカは怪獣死体の解体業者・モンスタースイーパーに就職し、日々怪獣の解体に明け暮れていた。
一方亜白ミナは防衛隊第3部隊にの隊長として大活躍しているのだった。
ある日バイト先に新人として現れた「市川 レノ」。防衛隊に絶対に入ると強い意志を持っているレノは、夢を諦めたカフカを軽蔑するが、面倒を見てくれたカフカに感謝する。
束の間、二人を突然襲う余獣。余獣とはいえカフカ達にとっては圧倒的な強さだった。なすすべなくやられかけるカフカたちだったが、間一髪で亜白ミナに救われれる。
その夜カフカは、病院にて羽の生えた小さな怪獣に襲われる。口から体に入ってくる謎の怪獣。次の瞬間カフカは髑髏のような顔をした怪獣へと変身したのだった。
「ミツケタ」といいカフカの体に侵入したこの怪獣の正体は一体!?。何故カフカを狙っていたのだろうか。
主人公を狙っていた謎の怪獣。カフカには何か狙われた理由がある。
第2話
病院で騒ぎになりつつあり、レノと逃走するカフカ。姿は怪獣になったまま、カフカの意思とは関係なく様々なモードに変形してしまう。
完全にはコントロールできないが、人格はあくまでカフカのままだった。
折しも、逃走中に他の怪獣が地下から現れる。どさくさに紛れて逃げようとレノは提案するが……。
カフカは怪獣に襲われている母娘を助けに行く。怪獣に本気のパンチをお見舞いするカフカ。殴られた怪獣は木端微塵になる。
「絶対に人に向けたらダメなやつですね」カフカは自問する。驚愕するレノ。
カフカが得た能力は普通の怪獣が歯が立たないほど圧倒的な力だった。
この力なら怪獣から人々を助けられる!「アイツの隣に行かなきゃなんねぇ」
カフカの止まっていた夢が動き始めた。
第3話
怪獣8号。
変身したカフカは目撃者がいたためニュースとなり、コードネームまで付けられていた。
事実を知っているレノと防衛隊員選抜試験二次試験を受けに行くカフカ。試験会場で駐車場所を巡って四ノ宮 キコルとトラブルになる。
スーツを着たキコルは簡単にカフカの会社の車を持ち上げて退けてしまう。
「なんか怪獣臭くない?」
キコルはカフカの匂いを嗅いで言った。果たしてカフカが解体業者だからだろうか、それともカフカの中の怪獣を嗅ぎ当てているのだろうか。
第4話
体力検査で225人中219位という散々な結果だったカフカ。それでも怪獣の力は使わない。
試験には沢山の有望株が参加していた。
- 出雲ハルイチ (東京討伐大学主席卒業)
- 古橋伊春 (八王子討伐高専主席卒業)
- 神楽木葵(陸自若手ホープ)
- 四ノ宮 キコル(カリフォルニア討伐大学を飛び級で最年少主席卒業)
中でのキコルは史上最高の逸材と謡われで注目されていた。
キコルは防衛隊長官・四ノ宮功の娘。幼い頃から英才教育を受けてきた。
体力検査の結果に落ち込むカフカ、しかしレノ曰く、試験2部では例年怪獣の解体が行われているという。
カフカにも大きなチャンスがあることを知るが……。
2部の選考委員として3部隊副隊長の「保科宗四郎」が現れる。
そして2部の演習場でも待ち受けていたのは、生きている怪獣だった。
第5話
試験の2部は怪獣の討伐だった。各自に防衛隊のスーツが支給される。
「解放戦力」とは……どれだけ防衛隊スーツの力を引き出せるの指標
解放戦力は、レノは8%だがキコルは46%だった。宗四郎曰く、これは小隊長クラスという。
そんな中カフカはまさかの0%を記録する。宗四郎は0なんて奴一回も見たことないというが…… それでも最終審査が始まってしまう。
カフカの能力が低いというよりも、カフカの中の怪獣8号が拒絶しているのだろうか。
ターゲットとして広大な市街地型演習場に本獣と余獣36体が設置されている。
カフカは審査側が一人一人をモニターする理由に気づく。能力、状況に合わせてどう行動するか見ているのだ。
早速キコルが成果を上げる中、レノとカフカはアタッカーをサポートしまくることにする。
そしてカフカは見覚えのある余獣を発見する。八王子で合同処理した余獣だった。
カフカはスタングレネードで余獣の聴覚を狂わせ、弱点の腹を狙うように指示する。
解体業者の経験を活かすカフカだったが……一瞬の隙に他の怪獣に捕まってしまった。
第6話
怪獣に捕まり絶対絶命のピンチだったが、キコルに助けられる。それでも複数個所を骨折したカフカ。
宗四郎からはリタイアを進められるが諦めない。
結局キコルが本獣まで一人であっという間に倒してしまった。圧倒的に実力を見せつけたキコルだったが……本獣を倒した後にもう一匹謎の人型怪獣に襲われてしまう。
討伐リストに入っていない……しかし謎の怪獣はキコルを圧倒するほどの実力を持っていた。
他の巨大な怪獣達とは違い、人型の怪獣はまるでカフカの怪獣のようだ。何か関係があるのかもしれない。
第7話
突如現れた人型怪獣は指から銃弾のようなものを撃つ。撃たれたキコルはシールドの一点集中で心臓への到達は免れたが追い詰められる。
「よーく噛んで食べるんだよ」
人型怪獣は話すことができ、死んだはずの怪獣も蘇らせてしまう。
復活した本獣のフォルティチュードは6.4。強度が上がっており一個中隊で処理するレベルだった。
フォルティチュードとは、怪獣の危険度を専用機器による計測で数値化したもの
人型怪獣どころか、復活したキコルにすらやられそうになるキコルだったが……絶対絶命のところで怪獣8号に変身したカフカに救われるのだった。
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