『忘却バッテリー』要圭の記憶喪失の理由は?「智将」と「恥将」声優・見どころについてもネタバレ解説

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野球と記憶喪失、奇妙な組み合わせの異色作

『忘却バッテリー』は2018年から『少年ジャンプ+』で連載中の野球×記憶喪失をテーマにした人気漫画作品です。作者のみかわ絵子先生が描く、中学時代に天才バッテリーとして活躍した清峰葉流火と要圭の物語は、ファンを魅了し続けています。

隔週木曜日の更新を心待ちにするファンも多く、『少年ジャンプ+』の代表作の1つと言えるでしょう。本作の大きな魅力は、スポーツ漫画とは一線を画した奇妙な設定と、キャラクター達の繊細で深い心情描写にあります。

待望のアニメ化

そんな人気作品の『忘却バッテリー』が、ついにアニメ化されます。

アニメ化の発表直後から、原作ファンを中心に大きな話題と期待が集まりました。アニメではキャラクターの表情や動きを通して、心の機微を描くことができるだけに、多くのファンが待ち望んでいたのではないでしょうか。

要圭とは? 天才捕手から記憶喪失へ

本記事は原作本編のネタバレを含みます

本作の主人公の1人である要圭は、中学時代、天才捕手と呼ばれ頭脳明晰な指揮力と冷静沈着なリードで活躍した彼でしたが、ある出来事をきっかけに記憶喪失に陥ってしまいます。

特に野球に関する記憶を完全に無くした要圭は、お調子者な一面を見せるようになりました。しかし時折、かつての指揮力が戻ることもあり、その度に人格や能力が変化する様子に、読者は釘付けになっています。

声優・宮野真守が演じる要圭 配役に期待の声

アニメ版『忘却バッテリー』で要圭役を務めるのは、人気声優の宮野真守さんです。

お調子者で気取った面と、冷静沈着な智将の面がある要圭をどう表現されるのか注目です。ファンからはイメージにピッタリと期待の声が多数上がっています。

要圭はなぜ記憶喪失に?

『忘却バッテリー』の中心を成す要圭の記憶喪失。一体どのようにしてそんな状態に陥ってしまったのでしょうか。それは主に第64話で過去の記憶として明かされました。

記憶喪失の理由と二重人格発症

物語は、中学生時代に天才バッテリーを組んでいた清峰葉流火と要圭の強い絆から幕を開けます。しかし二人の関係に亀裂が生じるのが、要圭が記憶喪失になったことがきっかけでした。

「智将」と「恥将」 全ては清峰を守るためだった

要圭が二重人格を持つに至った理由は、才能あふれる清峰を「守る」ためでした。清峰の才能に気づいた大人たちは清峰にむりやりフォームの変更を押し付けた描写があります。

そんな清峰に対して「絶対に俺のが正しい」と説得。そして要圭は、清峰を導けるほどのキャッチャーになるために必死に努力します。しかし、そのプレッシャーから自らも追い詰めてしまうことに。そんな「完璧なキャッチャーにならなければならない」という莫大な責任から来るプレッシャーが引き金になったのです。

清峰という絶対的な才能を未来に送り出したいという強い思いが、要圭の心を蝕んでいったのかもしれません。その結果として、要圭の中に「智将」と「恥将」の二つの人格が生まれてしまったのです。

二重人格となってしまった?

「智将」とは要圭が野球のすべてを知り尽くした、天才捕手の姿そのものです。一方、「恥将」は野球を知らない無邪気で人懐っこい素の要圭を表しています。

この二つの人格は、要圭が置かれた状況に応じて入れ替わります。そのため要圭の行動や性格が大きく変わり、物語にも大きな影響を与えることになります。

このエピソードをかつての記憶が断片的に戻り、きっかけに自身の「恥将」こそが本来の人格で「智将」は作り上げた人格であることに要圭は気が付きます。そして、これ以降要圭はその事実に向き合い、未来は変えられることに気がついていきます。

要圭の魅力 その明るさとかっこよさが人気のキャラ

天才キャッチャーであり主人公である要圭は、多彩な魅力を持つキャラクターです。読者をユーモアで笑わせたかと思えば、かっこいい面でも虜にしてしまう、そんなギャップに満ちた要圭の魅力に迫ります。

パイ毛って何!?ユーモア全開の明るいキャラ

普段の要圭は、周りを和ませるお調子もの。“パイ毛”といった意味不明の一発芸をかましますが、いつもウケるは清峰だけという構図がシュールで笑えます。『忘却バッテリー』のギャグテイストな作風もひとつの魅力でしょう。

記憶を失った彼は、野球のことは何も覚えていませんが、そのおおらかで人懐っこい性格が読者の心を掴みます。

智将モードでの冷静かっこよさ

一方で、記憶が戻った”智将モード”の要圭は、まるで別人のようなかっこよさを見せてくれます。試合中の的確なリードや冷静な判断力には、多くの読者が魅了されています。

重要な場面では緊張感が高まりますが、そんな時こそ要圭の本領発揮。臨機応変のサイン出しや環境把握力は圧巻で、チームメイトだけでなく読者すら引き込んでいきます。この試合中と普段の空気感にメリハリがある点も『忘却バッテリー』のおもしろいところ。

努力家で真摯な面も魅力

ユーモア溢れるその性格からは想像がつきにくいですが、要圭には努力を重ねてきた真摯な一面もあります。清峰に匹敵するキャッチャーとなるため、長年黙々と練習を重ねてきた過去が描かれています。

明るい振る舞いの裏側にある、熱血漢な情熱と努力家の姿勢が、キャラクターに人間臭さと魅力を与えているのです。

要圭の存在感は抜群

要圭はギャップのある魅力を兼ね備えたキャラクターです。主人公の1人として扱われる彼の存在感は本作にとって重要で、物語のテーマや核心を支える役割を担っています。

記憶喪失という困難に立ち向かい、野球と友情を取り戻していく要圭の姿には、多くの読者が勇気や感動を与えます。

忘却バッテリーの見どころ

『忘却バッテリー』は、単なる野球漫画の枠を超えた、キャラクターの成長と友情を描く作品として高く評価されています。ここでは本作の見どころをご紹介します。

要圭の二つの人格”恥将”と”智将”

一番の見どころは、主人公の要圭が持つ二つの人格です。普段は天然で忘れ物が多い”恥将”の面を見せていますが、試合となるとひと皮を剥けた”智将”の面を垣間見ることができます。冷静沈着な指揮と戦略的な判断で周りを驚かせる要圭の変わり身の早さは、作品に予測不可能な展開をもたらします。

このギャップから生まれる緊張と期待感が、視聴者を物語に引き込む大きな要因となっているのです。

才能はあるけど訳ありメンバーが無名校に

監督に誘われた選手たちは、それぞれに才能はありながらも、なにがしかの理由で野球から遠ざかっていた”訳あり”の面々。

彼らが過去の経験や心の傷と向き合い、互いを支え合いながら成長していく過程が本作の大きな見どころとなっています。

王道のスポーツストーリー

物語の発端となるのは、スーパーエースの清峰葉流火と「智将」と呼ばれたキャッチャー要圭が無名の都立小手指高校に入学するという王道的なスポーツストーリーです。要圭の過去や各登場人物がトラウマを乗り越えていくストーリーが王道ではありますが熱い展開が続きます。

ファンからの反応 感想・評価

要圭に対するファンの声
  • 忘却バッテリーにハマってるけど、アニメ版の要圭のインパクト強すぎ!宮野真守さんの演じる要圭、早く見たくてウズウズしてる。
  • 忘却バッテリー、要圭のキャラがおもろいから見たほうがいいぞ
  • 要圭、マジでトンデモないな
  • 要圭って、何か深いこと考えてる風だけど、実は全然そんなことない(笑)
  • アニメでの忘却バッテリーも期待大!智将と対話する要圭くん、見れるかな?
  • 幼い頃の要圭が一番カッコいいと思うんだけど!
  • 忘却バッテリー始めたよ!要圭のアホっぷりがたまらなくて大好き
  • え、忘却バッテリーの要圭役に宮野真守さん?これは期待しかない!
  • 要圭のパイ毛ネタ、何度読んでも笑っちゃうw

主に要圭というユーモアのあるキャラと声優の宮野真守さんの配役がピッタリだという意見がたくさんありました。
アニメ版の要圭は絶対に見逃せませんね。

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