『ダンジョン飯』における翼獅子の正体は?最後にどうなる?結末ネタバレ

amazonより画像引用
目次

『ダンジョン飯』における翼獅子の正体は?

翼獅子は本当に守護獣?物語の黒幕に迫る

イメージ図

ダンジョン飯に登場する翼獅子は、超存在として描かれています。古代の黄金の国においては守護獣として崇められていましたが、翼獅子自身は神聖な存在ではありませんでした。初登場は作品の7巻で、その後は重要な役割を担うキャラクターです。

原作のネタバレを含みます。

翼獅子は迷宮の主として、狂乱の魔術師シスルに力を与えていましたが、現在は封印されており、その力だけが利用されている状態です。力の源である翼獅子自体は、まだ謎の部分が多く残されています。

ライオス一行と協力する?

一方で、翼獅子はライオス一行に対して冒険を手助けする役割も果たしていました。しかし翼獅子はライオスを利用してダンジョンの外に出るという思惑があったのです。

翼獅子は予言により、狂乱の魔術師シスルを打ち倒す者の出現を待ち望んでいたとされています。

『ダンジョン飯』翼獅子の正体とその目的

イメージ図

「ダンジョン飯」翼獅子の正体・悪魔とは?

黄金の国の守護獣と呼ばれているが……

物語の中で翼獅子は、黄金の国の守護獣として登場します。

この存在は非常に強大な力を持ち、国を守るために古代から存在し、多くの伝説に名を連ねてきました。守護獣と呼ばれるだけに、一見すると神聖な存在のように思えます。

翼獅子の正体は人の欲望を餌にする悪魔

しかし実際の翼獅子の正体は、人間の欲望を感知し、それを餌にして力を得る悪魔です。つまり人の欲望を食らうことで力を手に入れる、非常に危険な存在だったのです。

この特殊な能力のため、過去に多くの冒険者が翼獅子の魔の手に落ちてきたと言われています。

ダンジョンができた理由は?

ダンジョン飯の9巻で明らかにされるように、ダンジョンができた経緯は古代人が永久機関を求めて異次元と門をつなげたことに始まります。

門から無限の力を取り出すことに成功しましたが、同時に悪魔である翼獅子を招き入れてしまいました。翼獅子は概念的な存在で、悪魔そのものであり、人間の欲望を食らうことで力を得ます。

欲望を食われた人間は衰弱死してしまうため、古代人は翼獅子が門を通って地上に出られないよう迷宮を作り、出入りを制限したのです。

このように悪魔の存在こそが、ダンジョン飯の物語の発端となったのです。

『ダンジョン飯』翼獅子とシスルの因縁

国難を救うため古代魔術を行使したシスル

約1000年前、天災と飢餓に見舞われた黄金の国。国王デルガルは息子の病も治せず、国を救うため宮廷魔術師シスルに助けを求めました。

シスルは古代魔術の知識を持ち、その実行には膨大な魔力が必要でした。そこで翼獅子の力を借りることを提案し、デルガルとともに迷宮へ入り、銅像から「本」を手に入れます。

翼獅子に出会ったシスルは、国民が平穏に暮らせるよう願い、迷宮の力を使い魔物を生み出し敵を撃退、民を蘇生させるなど、国の救世主となりました。

しかし長い間地下の閉じ込められた国民たちは不満を持つようになり、シスルに反感を持ち始めます。このことはシスルが暴君と化していくきっかけとなりました。

シスルに二冊の本に封印されてしまう

翼獅子は黄金の国の古代から存在し、異次元の悪魔でした。そして人の欲望を食べると人間が死んでしまうことに憤りを感じ始めます。

ミスルンは迷宮で理想の人生を手に入れましたが、迷宮の主となった彼を翼獅子は欲望を食い尽くし、迷宮から放逐しました。

一方のシスルは、地下迷宮「黄金郷」の民の不満を押さえ込むうちに暴君化。

翼獅子との関係も悪化し、シスルは翼獅子を二冊の本に封印しますが、後にシスルは無力化された際に翼獅子に欲望を食い尽くされ、廃人となってしまいました。

『ダンジョン飯』翼獅子とライオスたちの関係

ライオスたちへの接触

封印を解かれたい翼獅子は、ライオスたちに夢を通じて接触を始めました。当初はマルシルに干渉し、彼女を導く様子がありました。

これは、マルシルが種族の寿命の差への願いを持っていたことに翼獅子が着目し、その願いを叶える力を与えようとしていたからです。

マルシルはこの力を使い、カナリア隊と戦いながら迷宮の支配者の役割を果たしましたが、最終的にはその地位から解放されることを選びました。

シスルの欲望を食べてしまう

翼獅子は、ライオスたちやケン助を通じてさらに接触を深めていきました。マルシルがシスルの家で見つけた書物を翼獅子が解呪したことで、翼獅子は自由な姿に。ライオスたちがシスルを打倒するように動き始めます。そしてシスルが無力化された際、翼獅子は長年溜めていた彼の欲望を食い尽くし、シスルを廃人にしてしまいました。

マルシルが迷宮の主に!?

マルシルは「迷宮の主」になりました。二人は迷宮と外界の境界を破壊しようとしますが、仲間たちの説得を受け入れます。そして結果としてマルシルはライオスに迷宮の主の役割を譲りました。ライオスは翼獅子の無力化を望みましたが、逆に翼獅子に変貌させられてしまう結末となりました。このように翼獅子とパーティの間には、協力と対立が入り混じる複雑な関係性がありました。

翼獅子の最期と物語の終焉

「迷宮の主」となったライオスを操る翼獅子

翼獅子はついに迷宮の外へと足を踏み出しました。そして全人類を取り込み、永遠の幸福な夢を見せる「永遠の食卓」を企てます。

しかし、この野望を阻もうとする本物のライオスとの戦いに突入します。戦いの最中、突如「食べたい」という翼獅子の根源的な欲求が消失し始める異常事態に見舞われました。

ライオスの策略による翼獅子の敗北

この異変の原因は、ライオスが「理想のモンスター」に「欲望を消化する」能力を付加していたためでした。つまり翼獅子は、自らの天敵を生み出してしまったのです。

この策略によってライオスは逆に翼獅子を食べて、欲望を消化してしまいます。翼獅子の飽くなき食欲がライオスにより消化されてしまいます。最終的に欲望を食い尽くされ、形を保てなくなり元の魔力へと還ってしまいました。

ファリンの魂の行方と翼獅子の最期

敗れ去りながら、翼獅子はライオスに「自身が最も願うことが叶わない」呪いを残しました。しかしライオスが最も願っていたのは「ファリンを元に戻す」ことではなかったことがわかります。

ファリンは復活を遂げてたからです。ある意味ライオスらしいといえばそれまでですが……そしてファリンの魂が蘇生しようとする中、最期を迎えた翼獅子は彼女を見送る場面もありました。物語は、翼獅子の去り際を印象的に描き、終幕を迎えたのです。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次