「宝石の国」はひどい鬱漫画!?なぜ批判されるのか理由を考察

目次

「宝石の国」とは?見るのも地獄とまで言われてしまう!?

「宝石の国」は、市川春子による同名の漫画を原作とするアニメで、不死の宝石たちが主人公のファンタジー作品です。この作品は、その美しいビジュアルスタイルと深い物語で多くのファンを獲得していますが、一方でその独特の展開やテーマから「ひどい」「鬱」と評されることもあります。

宝石の国とは:美しき世界

「宝石の国」は、28人の宝石たちが月から来る謎の敵「月人」に襲われる世界を舞台にしています。これらの宝石たちは、戦闘や医療など様々な役割を担いながら共同生活を送っています。主人公のフォスフォフィライト(フォス)は、物語の始まりで最も脆く、戦闘に適さない宝石として描かれていますが、物語を通じて成長し、変化していきます。

「宝石の国」なぜ批判される?

「宝石の国」は、その独特な世界観とキャラクターデザインで多くのファンを獲得している一方で、物語の展開やキャラクターの扱いに関して批判的な意見も少なくありません。

キャラクターの変貌

物語の中心であるフォスフォフィライト(フォス)は、序盤は無邪気で弱々しいキャラクターとして描かれていますが、物語が進むにつれて、戦闘や様々な出来事を経験することで、その容姿や性格が劇的に変化します。

この変化は、作者の「仏教」をモチーフにしたテーマの反映といえるかもしません。というのも、フォスは「人間」の象徴として描かれているからです。

ストーリー冒頭のフォスは、すこし駄目なところがあるけど、無邪気で憎めないキャラでした。しかし、ストーリーが進むに連れ、復讐心といった人間の「業」を持ったキャラに変貌していきます。

そんな主人公に対して、ファンからは「最初のキャラクターが好きだったのに、認識できないほど変わってしまった」という声も上がっています。このように、キャラクターの変貌が物語の追跡を困難にし、ファンを混乱させる要因となっています。

鬱展開が連続する!?見る側にとって試練に

「宝石の国」の物語は、たまにコミカルなシーンはあるものの、その物語自体は非常に暗いです。というのも宝石の仲間がバラバラにされたり、月人にされわれてしまいます。

金剛先生を中心に、ある意味楽園のような「宝石の国」ですが、宝石の仲間キャラが壊されたり、連れ去られてたりする展開が続くため、見ている側は鬱になります。

キャラクターたちが直面する困難や悲劇、裏切りなどは、物語の緊張感を高める一方で、「救いがない」と感じさせる場面も少なくありません。

特に、主人公フォスが経験する苦悩や変化は劇的で、精神的なダメージも・・・。

脇役が掘り下げられない

「宝石の国」には多くの魅力的なキャラクターが登場しますが、正直フォス以外はあまりフォーカスは当てられません。

物語の重要人物である金剛先生も、あまり正体や過去について明かされないままでした。

そしてとにかく仲間の宝石たちがたくさん登場しますが、いまいちかき分けがされてなく、誰がどのキャラなのか分かりづらいです。

「宝石の国」のストーリーが理解し難い!?

「宝石の国」は、市川春子による独創的な世界観を持つ作品で、不死の身体を持つ宝石たちが月からの侵略者「月人」と戦う物語です。しかし、このストーリーはよく考察しないと理解できない部分があるのは事実でしょう。

仏教感がわかりにくい!?

「宝石の国」の物語は、仏教をイメージさせるその独創的な世界観やプロットにより、非常に魅力的ですが、同時に分かりづらいと思います。例えば「成仏」といった宗教的な要素とか、襲ってくる月人たちが「仏」の姿をしていたり、一部の読者にとっては理解しがたいのかもしれません。

そもそもなんで宝石たちはこんなに襲われるのか、物語が終盤になるまで明かされないため、読者にとぅては、理解しがたい展開が続きます。

フォスの変貌

物語の序盤では、主人公のフォスフォフィライト(通称:フォス)は硬度が低く、戦闘においてはほぼ役立たずの存在です。

しかし、物語が進むにつれて、フォスは様々な事故や戦闘を経て身体の一部を失い、その都度、他の物質で補完されていきます。

この過程でフォスは身体だけでなく、記憶や性格にも変化が生じ、徐々に強く、そして複雑なキャラクターへと成長していきます。中盤では、フォスの身体が変化する過程が物語の重要な転換点となり、フォス自身だけでなく、他の宝石たちとの関係性にも影響を及ぼしていきます。

終盤の衝撃的な展開

物語の終盤では、月人や金剛先生の正体が明らかになり、フォスの目的がより複雑で劇的に変化していきます。フォスは月人との戦いを通じて、宝石たちの存在意義や世界の真実に迫っていきますが、その過程でさらに多くの苦難に直面します。

フォスが金剛先生の代わりに祈る存在になることを決意するシーンは、物語のクライマックスとして、読者に強烈な印象を与えます。

「宝石の国」の評価:良い点と悪い点

宝石の国の良い口コミまとめ

宝石の国12巻まで完読。素晴らしい作品だった…俺をフォローしてる仏教徒におすすめできる。

宝石の国の世界観がめっちゃ好き。

今更、宝石の国を見たけどいいぞ、これ

漫画版宝石の国、絵柄とコマ台詞もあって宝石たちが超かわいいし、美しい。

宝石の国の悪い口コミまとめ

二大地獄漫画として、進撃の巨人と宝石の国を挙げよう。

本当に続き読むのがしんどい、フォスが変わっていくのが・・・

宝石の国読んだけど、意味わからんしひどいですね

宝石の国を最新話まで一気読み!宝石たちにどうしてひどいことするのって気持ちになったよ

ただただ苦痛・・・そんな漫画だ

宝石の国好きだけど、主人公が幸せになれなそうって気持ちになって、鬱で3巻で読むのやめた

物語が鬱杉

宝石の国を全部見た!鬱になっちゃうよ!!

「宝石の国」アニメ版に賛否!?

「宝石の国」のアニメ版は、原作漫画の独特な世界観と美しいビジュアルスタイルをCGアニメーションで再現。しかし、この作品に対しては、その表現方法や物語の進行に関して賛否両論が存在します。

アニメがひどいと言われる理由

「宝石の国」アニメ版に対する批判は、主に以下の三つの点に集中しています。

CGの使用

アニメでのCG使用は、宝石たちの輝きや動きをリアルに表現するために効果的に用いられました。CGアニメに関しては毛嫌いするアニメファンも多いですが、宝石の国のCGは出来は良かったのではないでしょうか。

それでも、一部の視聴者からはCG特有の違和感が受け入れがたいという意見も。
これはやはり、表情だとか手書きの作画ならではの表現力はたしかに存在しますので、仕方ない部分もあるでしょう。

独特の絵柄

市川春子による原作の独特な絵柄は、アニメでも忠実に再現されていますが、そのスタイリッシュでありながらも非現実的なキャラクターデザインは、受け入れ難い人もいたようです。

この独自のビジュアルスタイルが、作品への没入を妨げる要因となっていると感じる人もいます。

鬱展開が多用されること

「宝石の国」は、その物語の深さと複雑さで知られていますが、その中には極めて暗いテーマやキャラクターの苦悩が多く含まれています。

そのかわいらしい宝石たちのキャラデザに惹かれてアニメを見始めた人は、その鬱展開につらくなってしまってもおかしくありません。

「宝石の国」という作品は刺さる人には思いっきり刺さりますが、やはり見るものを選ぶ作品なのかもしれません。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次