[チェンソーマン 2部考察]衝撃を与えた「戦争の悪魔」について考察。アサはデンジの敵となりうるのか

チェンソーマン2部考察
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第98話から101話までの感想、考察(ネタバレ含む)

絶賛ジャンプ+で連載中の『チェンソーマン』。藤本タツキ先生による本作は2部になって読者を驚きと興奮を与え続けている。ここでは連載されている第98話から101話まで主に戦争の悪魔について考察していきたい。

小さな鷹の姿は弱体化の証。 『よだかの星』がモチーフ!?

小さな鷹の姿の戦争の悪魔。この小さく醜い姿の鷹が、宮沢賢治の『よだかの星』がモチーフとなっているとネット上ではまことしやかに囁かれている。
『よだかの星』は、醜い姿のため他の鳥たちに忌み嫌われていた「よだか(夜鷹)」が絶望感や罪悪感から餓死することを決め太陽に向かって飛び立ち青い光となる悲しい物語だ。

この”夜鷹”と”戦争の悪魔”というキャラクターは程遠い存在ではあるが、名前や姿、罪悪感というキーワードから、タツキ先生がインスピレーションを受けていることは間違いないだろう。今後のストーリーのどこかで結びついてくることもあるかもしれない。

本来、4騎士である戦争の悪魔は最強クラスの悪魔。そのためポチタ同様、本来の姿とは程遠い弱体化状態といえる。
「私は私のものを武器に変える力がある」
戦争の悪魔は自分が所有したものや自分に好感を持つ人間を武器化できる。吉田に告白したのも男が惚れれば自分のものになるという、ある意味魔性の女と化したヨル。この仕組みはおもしろい。デンジだったらコロッといっていると言われているが、強さ以外で勢力図を簡単に書き換えられてしまうのは面白い。

戦争の悪魔の性格

口調はぶっきらぼうだけど、悪魔のわりにはやけに愛嬌があるのがおもしろい。アサが同級生からいじめられていることに対して、解決してあげようと提案してむしろ良い奴。元々「戦争」というものは人々から忌み嫌われる存在ではあるが、同時に人々を惹きつける存在でもあるのかもしれない。それ故に戦争はこの世からは無くならない。

吉田の再登場

一部の刺客編で登場していた吉田ヒロフミが再登場した。蛸の悪魔と契約している民間のデビルハンターだ。人類最強のデビルハンターと言われていたクァンシと殴り合いでいい勝負をしてしまう実力者だがアサが通う学校に転校してくる。ヨルに告白されるも相手にせず。クールなイケメンは2部では主要キャラクターになるかもしれない。

ユウコは武器にされる!?

読者の間でも“絶対死にそう”と話題のユウコ。名字が明かされないのは意図的なものだろうか。一部に登場した日下部の妹説もあるが定かではない。凄くいいやつでアサに対しても優しい。しかし一話の委員長のこともあるし本当に良い奴なのかはわからない。朝=アサ 夕=ユウコ 夜=ヨルというだけあって実は主要人物だったりもする!? 罪悪感が深まれば深まるほど強い武器となるなら、しばらくはアサのパートナーとして活躍してから武器化!?とかも考えられるが、あっさり次の話で死んでしまったりするのがチェンソーマンなのである。

第101話で突然ユウコを殺すことを提案するヨル。武器にするものの罪悪感が高ければ高いほどより強い武器となる。第98話で話題になった“田中脊髄剣”だが、正義の悪魔を一刀両断する威力を見せた。実は田中はアサにかなりの好感をもっていたのかもしれない……。そのためアサに好感を持っているユウコは良い武器になるというのだ。やはり愛嬌はあっても悪魔だけあって冷酷な一面も見せる。
ただ、ポチタの前例があるだけに悪魔=悪いやつとも言い切れないところがこの漫画の面白いところでもある。マキマなんかは、第一部の途中まではただのヒロインと思われていたが…徐々に悪魔的な部分が見え隠れし始めた。ただ、本質的にはチェンソーマンのファンガール的な純粋な部分も持ち合わせていた。ヨルに関してもまだまだ隠された一面があるかもしれない。

チェンソーマンと「戦争」を起こし、自身の力を取り戻していく

過去に4騎士としてチェンソーマンに敗れた戦争の悪魔。

4騎士についてはこちらの過去記事をごらんください

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「核兵器を吐き出させてやる」
第98話の最後のヨルの台詞だが、ここで初めてチェンソーマンが飲み込んだものを吐き出させることができることが判明。
核兵器だけでなく、第二次世界大戦も飲み込まれているため、これを吐き出させることにより人々に「戦争」の恐ろしさが思い出させられるため、より戦争の悪魔が強化さえることになるだろう。
おそらくタツキ先生は一部の頃から「戦争の悪魔」はメインのキャラクターになることをかんがえていただろう。
特に核兵器をチェンソーマンから吐き出させることができたら、人々の恐怖心は飛躍的に増える。そうなったら今の”ヨル”がどうなってしまうのか想像もつかない。

本誌広告のイメージが意味するものとは

気になるのは2部開始前の本誌での広告。チェンソーを持つアサ

初連載時のジャンプ表紙が、第一部のクライマックスをを示唆していた話は有名だ。さりげない絵に重要な意味が隠されているのがタツキ先生の凄いところで、細かいところも見逃せない。

コケピーと一緒にチェンソーを持っているのはあくまでヨルではなくアサな点も興味深い。チェンソーはまさか武器化されたデンジだろうか……。もしかするとアサとヨルが分離するストーリーもあるのかもしれない。ヨルがラスボスだとすると、アサ&デンジVS力を取り戻した戦争の悪魔(ヨル)なんて展開もおもしろい。マスコットと思われていたコケピーは冒頭で死んでしまったが、実はキーマンだったり?悪魔なので地獄で殺されてまた現世に戻ってくる展開も十分ありえる。このイメージが2部のクライマックスを示唆しているとしたらコケピーもネタキャラじゃなくてキーキャラクターだった、なんてことも。

今後も展開を追っていきたいと思います。

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