『ダンジョン飯』「狂乱の魔術師シスル」はかわいいけど性別は男?最後死亡する?ネタバレ解説 

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■ダンジョン飯とは

『ダンジョン飯』とは、日本の漫画作品で、作者は九井諒子。ハイファンタジーやグルメを取り入れ、独特な世界観が特徴。冒険家たちがダンジョンに住む魔物を食材として活用するストーリーを描いています。現在、『ハルタ』(KADOKAWA)での連載が継続中で、12巻までの単行本が発売されています。2024年1月には、TRIGGERが制作するテレビアニメも放送予定となっています。

■狂乱の魔術師シスルを徹底解説

ライオスたちの前に立ちはだかる「狂乱の魔術師シスル」は、迷宮の主であり強敵です。ここでは、ストーリー上でも重要人物であるシスルを考察していきます。

本編のネタバレを含みます。

・シスルのプロフィール

ダンジョン飯 シスルのプロフィールは以下の通りです。

  • 名前:シスル
  • 種族:ダークエルフ
  • 異名:狂乱の魔術師
  • 初登場:第2巻
  • 特徴:褐色の肌と銀髪、翼獅子と契約した本を持つ
  • 経歴:一千年前に黄金の国の王フリナグの道化師として仕え、後に魔術師として活躍。デルガル国王と対立し、黄金の国を地下に閉じ込める魔法を発動。ダンジョンの最深部で眠りにつくが、ライオス一行がダンジョンに入った際に目覚める。
  • 性格:感情的で独善的、他者とのコミュニケーションが苦手、冒険者に敵意を持つ
  • 能力:空間や物質、魂魄に干渉する禁忌の黒魔術を自在に使える

・シスルはどの巻に登場する?


ダンジョン飯のシスルが登場する巻は2巻です。ライオスたちが過去の黄金城を追想した際、登場しています。その後、4,5巻では、黒魔術で蘇ったファリンを連れ戻しに登場します。10巻では物語が始まる千年前のシスルの過去や、ライオスたちとの対決などが描かれています。

シスルはダンジョンを創造した魔術師で、黄金卿の住人たちに不死の呪いをかけています。シスルは狂乱の魔術師と呼ばれ、ダンジョンに入った冒険者に敵意を見せています。

シスルはかわいいけど男!?気になる性別

銀髪、褐色肌で小柄なためとてもかわいいルックスをしていて、どちらかというと女の子にみえますが……シスルは男です。
アニメ版の声優は小林ゆうさんが担当されます。
なんと年齢は1000歳以上で、迷宮全体に不死の呪いをかけ、1000年以上国民たちを迷宮に閉じ込めています。そしてその不死の呪いは自身も例外ではないということでしょう。彼のロックスが少年のままなのも納得です。

・シスルの国(黄金卿)とは?

ダンジョン飯の黄金卿は、「地下深くに囚われた黄金の国」のことです。シスルは「黄金の国」のデルガル国王に強い忠誠心を抱いていましたが、目の前で国王が毒殺されてしまいます。その頃から黒魔術に傾倒しており、黄金卿の住人たちを守るためにダンジョンを創造しました。


黄金卿は一千年前に滅亡したはずでしたが、シスルの魔法によって地下に封じ込められました。シスルは自分を「迷宮の主」と呼び、ダンジョンに入った人間や魔物を自在に操りました。しかし、シスルは次第に狂気に囚われていき、住人たちや侵入者たちに苦痛を与えるようになりました。


黄金卿の住人たちはシスルの魔法で「死が禁じられている」状態にあります。そのため、肉体が消滅しても霊魂がダンジョンに留まり続けます。住人たちはシスルから逃れることができず、彼の支配下にあります。

・シスルが道化師から狂乱の魔術師になった理由は?

シスルが道化師から狂乱の魔術師になった理由は以下の通りです。

シスルは一千年前に、黄金の国の王フリナグの道化師として仕えていました。フリナグはエルフを従者にすることを権力者のステータスと考えていました。フリナグが死んだ後、デルガルが王になりました。デルガルはシスルと幼いころから共に育った兄弟のような関係でした。


デルガルはシスルの魔術の才能を見出し、魔術師として重用しました。シスルはデルガルに忠誠を誓い、魔術の研究に没頭しました。しかし、黄金の国は天災や他国の侵略で滅亡の危機に瀕しました。デルガルはシスルに魔術で状況を打開できないかと尋ねました。


シスルは城の地下に封じられていた「本」を手にし、悪魔翼獅子と契約しました。その結果、膨大な魔力を得て、ダンジョンを創造しました。シスルはダンジョンで黄金の国と民を守るつもりでしたが、住民の反発や侵入者の対処に疲弊し、次第に狂気に囚われていきました。

・翼獅子との関係は?狂気に囚われていった理由

シスルが狂乱になった理由は、黄金卿の住人たちとの対立と翼獅子との契約が原因です。シスルは黄金卿の住人たちを守るために不死の呪いをかけましたが、住人たちは地上に出たいと思うようになりました。シスルはそれに反発し、住人たちを強制的にダンジョンに留めるようになりました。また、シスルは翼獅子と契約することでダンジョンの魔力を得ましたが、その代償として自分の魂を失っていきました。

シスルは自分の魂が薄れていくことに気づき、狂気に囚われていきました。シスルはダンジョンを自分の玩具として扱い、冒険者や魔物を残酷に操るようになりました。シスルは狂乱の魔術師と呼ばれるようになり、ダンジョンの主として君臨しました。

・ファリンを眷属に変えた?

シスルはファリンを眷属に変えました。シスルはレッドドラゴンに支配の術をかけていたのですが、そのレッドドラゴンの肉を使ってファリンを蘇生したため、ファリンもシスルの支配下に置かれてしまいました。シスルはファリンの魂をレッドドラゴンの魂に上書きし、彼女の体をキメラに変えました。

シスルはファリンを自分の眷属として扱い、ライオスたちと戦わせました。ファリンはシスルに忠実で、彼を護ろうとしましたが、ライオスたちによって倒されました。

・ファリンは死んでしまったのか

ファリンは死んだのかどうかはまだ分かりません。ファリンは蘇生に成功した後、シスルによってキメラに変えられましたが、彼女の魂はレッドドラゴンの魂に上書きされてしまったと思われます。ダンジョンの呪いの影響で魂が体から離れにくくなっているため、完全に死んだとは言えないかもしれません。翼獅子により体を凍り付けにされ保管されているため、何らかの方法で再び蘇生する可能性もあるかもしれません。

・シスルは翼獅子に欲望を食べられて最後に死亡する?

ライオスとの闘いに敗れかけたシスルでしたが、ライオスは話し合いを望みました。しかし、ライオスの想いは届かず、ライオスは強制的に食事を取らされる状態で捕捉されてしまいます。その際、翼獅子がシスルの「欲望」を食べてしまいました。翼獅子は人間の欲望を食うことで力をつけていく存在であり、悪魔にとって良い欲望とは複雑な欲求の折り重なったものだと言います。シスルの欲望は千年に渡って熟成されたものであり、翼獅子にとっては最高のごちそうだったのです。

結果としてシスルは「国民を守る」という生きる気力を失ってしまいます。結果として肉体的に死亡はしませんでしたが、大切なものを失ってしまったシスルは生きる屍と化してしまいます。

・狂乱の魔術師こそ迷宮の最大の被害者だった?

シスルはダンジョン飯の物語の中で重要な役割を果たしたキャラクターです。彼は翼獅子との契約で、自分の欲望に囚われてしまいましたが、それは黄金卿の住人たちに幸せになってほしいという願いが根本にあったからでした。純粋故に想いも強く、翼獅子に最大限に利用されてしまった悲しい人物だったといえます。

・シスルに対する感想をピックアップ

敵ながらシスルは人気キャラのようですね。ルックスも褐色で特徴があり、性別不詳なところがミステリアスで人気な理由かもしれません。また強敵ながらその境遇に同情する読者も多いです。

まとめ

シスルは敵ながらとてもかわいくて魅力的なキャラです。翼獅子に欲望を食べられましたが、まだ死んだわけではありません。翌獅子の最大の被害者ともいえるシスルはダンジョンの主でも無くなったため、救われて欲しいと思う読者の人たちも多いのではないでしょうか。今後のストーリーにどのように絡んでくるのかも注目です。

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