サイコホラーとは、直接的な恐怖ではなく、人間の心理や感情に訴える恐怖を描いた創作物のジャンル。
登場人物の心理状態や人間関係の歪み、社会的な不条理や矛盾などが恐怖の源となります。
心理描写で恐怖を訴えるサイコホラーは人の心理を揺さぶります。アクション系ホラー作品よりもよっぽど背筋が凍る作品をここでは名作たちをピックアップしてご紹介していきます。
目次
■サユリ
押切蓮介(著)
出版社 : 幻冬舎コミックス
夢の一戸建てマイホームへと引っ越した神木家。しかし、家族7人揃ってのありふれた幸せを満喫する間もなく次々と不幸で不気味な出来事がこの一家にふりかかる…。
この家には何か恐ろしいものが存在する。それは、この家に住んでいた引きこもりの少女・小百合の怨霊だった。小百合は家族に暴力を振るい、最後は妹に刺され父に絞殺され、庭に埋められた。
その後、家に憑りつき、後から入居してきた人々を殺害し続けてきた。鬼才・押切蓮介の超絶ホラー、開幕――。
神木家は呪われた家に引っ越し、家族が次々と死んでいきます。原因は、この家の元の住人である小百合の怨霊です。小百合は生前、家族に虐待されて殺されました。
彼女は死後も、この家に住む者たちを殺し続けます。神木家の長男・則雄は、小百合に復讐しようと決意、しかし自分の家族の秘密や嘘に直面します。読者は、現実に直面し、家族と生きることの意味を考えさせる傑作ホラーは必見。
■ミスミソウ 完全版
ミスミソウは、押切蓮介によるサイコホラー漫画で、イジメに遭っている少女が家族を殺害されたことをきっかけに復讐を開始する物語です。
完全版は、2013年に加筆修正されたコミックで、全2巻(上下巻)で刊行されました。
東京から過疎の田舎町に引っ越してきた野咲春花は、クラスメイトから陰惨なイジメを受けている。家族に心配をかけまいとイジメを隠しているが、イジメはエスカレートしていく。
ある日、イジメグループが春花の家に押しかけて両親と妹を殺害し、家を放火する。春花は自殺を強要されるが、事件の真相を知り、復讐を誓う――。
主人公・春花はイジメグループによって家族を殺され、復讐の鬼となります。春花はイジメグループのメンバーを一人ずつ追跡し、残忍な方法で復讐。その過程で春花は自分の感情や良心を捨てていく様子が描かれており、読者に衝撃を与えます。事件の真相とは一体ーー。
■僕が死ぬだけの百物語
『僕が死ぬだけの百物語』は、的野アンジさんによるホラー・ミステリーの漫画作品です。自殺願望のある少年・ユウマが毎晩一つずつ怪談を語り続けるという不思議な物語です。
ユウマは、ある日から百物語を始める。一晩に一つ、独りで怪談を語る。動機は不明。謎が謎を呼ぶ。百話の怪談を語り終えると、本物の「物の怪」が現れるとされる伝統的な怪談会のスタイルで、ユウマは自分の死を望むのか、それとも別の目的があるのか。
ユウマの周囲で起こる不可解な事件や人間関係も絡み合い、やがて百物語の真相が明らかになっていく。
この作品は、「自殺願望のある少年・ユウマ」が自分の部屋でカメラに向かって「百物語」を話し続けるという一風変わったテイストです。 百物語とは、100話の怪談を話し終わると、本当の「怪物」が現れるという伝承に基づく遊び。
各話では、ユウマが話すオカルト・怪奇・都市伝説風の怖い話が展開。 そのどれもが読者に強烈な恐怖や嫌悪感を与えるレベルの高い恐怖話です。
■関よしみ傑作集 マッドハウス
『関よしみ傑作集 マッドハウス』は、呪われた家で起こる惨劇を描いたホラー・オムニバス作品です。 作者の関よしみさんは、パニックホラーの女王と呼ばれる漫画家です。 この作品には、以下の短編が収録されています。
各話は、人間の怖さや汚さを容赦なく描き出し、読後に残る恐怖を与えます。 特に「愛の墓標」は、賞金と生命のかかったクイズゲームに出ることになったカップルの運命を描いた作品で、強烈な印象を残します。
■サエイズム
国木美沙緒は、転校生の高校2年生で、いじめられっ子です。学校でも家でも泣くばかりの日々を過ごしていました。そんな彼女の人生が変わったのは、真木冴という女子生徒に出会ったときでした。
真木冴は美しくて才能豊かな学園の人気者でした。彼女は美沙緒をいじめから救ってくれたのです。それから、美沙緒は冴と友達になり、初めて幸せを感じます。
ある日、美沙緒は「友達と遊ぶ」と言って学校に行きます。その友達とはもちろん冴のことでした。しかし、その日、美沙緒は自分宛てのメモを見つけます。
「真木冴から離れろ 後悔する前に」
不気味なメモに動揺する美沙緒でしたが、冴から離れる気はありませんでした。しかし、それが彼女の最悪の選択だったことを、後に知ることになるのです。
見どころは、冴の秘密や過去、美沙緒との関係の変化など、読者を引き込む展開や驚愕のシーンが多いことです。また、内水先生の細やかな画力や表現力も魅力的です。
■ウツボラ
ある日、謎の死を遂げた美しい女性・藤乃朱。彼女と入れ替わるように、朱の双子の妹と名乗る桜が、人気作家・溝呂木舜の前に現われます。実は溝呂木は、朱の小説「ウツボラ」を盗作していたのです。
「ウツボラ」の原稿を持つ桜は、溝呂木にある提案を持ちかけます。やがて深い闇へと追い詰められていく溝呂木。一方で、刑事たちは朱の死の真相を追っていました。
自身の才能の枯渇におびえる作家・溝呂木舜は、三木桜が持つ原稿を手に入れたいあまり、彼女の誘惑に負け、体を重ねてしまいます。
一方、刑事・海馬芳嗣は藤乃朱の死に疑問を抱き、調査を進めます。顔のつぶれた死体だけでは、死んだのが本当に朱かどうか判断できません。朱と桜は同一人物ではないのか?
では、死んだのは一体誰なのか?朱と桜とつながりのある唯一の人物、溝呂木への疑惑が色濃くなります。
見どころは、幾重にも張り巡らされた謎や人間の深部に迫るストーリー、美しく官能的な描写など、刺激的な展開です。
■裏バイト:逃亡禁止
『裏バイト:逃亡禁止』は、大金が必要な主人公2人が、命の危険と怪異が関わる裏バイトに挑むお仕事漫画です。2人は仕事内容と給料が釣り合ってないバイトを探しますが、そのバイトは常識外れの高給報酬と引き換えに、恐ろしい事件や現象に巻き込まれます。
2人は怪異と戦いながら、バイトの枠を超えた報酬を目指すホラーサスペンスです。この作品は人間や怪異の細部や動き、背景や小道具などを丁寧に書き込まれています。また、カメラワークや構図、色彩や効果音などを効果的に使って、緊張感や恐怖感を引き出しています。
主人公2人が挑む裏バイトは、レストランやビル、水族館や学校など様々な場所で行われます。最初は一見普通のバイトですが、やはり裏があるのです。そのバイトに関わる怪異や謎も、死体や人形、雪男や水棲怪異など多種多様です。
突然現れる怪異に読者は驚愕。恐怖とコミカルな描写が共存する本作。読者は2人と一緒に、その怪異や謎の正体を追っていくことができます。
■光が死んだ夏
『光が死んだ夏』は、モクモクれん先生の作品で、田舎の集落を舞台に、幼なじみの光を亡くしたよしきと光にそっくりな「ナニカ」の交流を描くホラー漫画です。
よしきと光は同じ集落で生まれ育った幼なじみ同士。いつも一緒に過ごしてきましたが、あるとき光は山で行方不明になった後、別の「ナニカ」にすり替わられて戻ってきます。姿も態度も光そのもので、他の人間は気づいていないようでしたが、よしきにはそれがわかりました。
よしきがそう指摘すると、光は“誰にも言わんといて…”“お前のこと大好きやねん…”と涙を見せます。それを目の当たりにしたよしきは、今自分の前にいる光を「ヒカル」と呼び友達として扱うことに。
見どころは、不穏な雰囲気とコミカルなやり取りのバランスが絶妙なことや、よしきとヒカルの複雑な感情の描写が秀逸なこと、集落の秘密やヒカルの正体に関する伏線や謎が多いことなど、スリルと感動が満載。
謎が謎を呼ぶ展開に読者は惹き込まれます。ただのホラーとはいえず、よしきとヒカルの友情も描かれている本作はBL的な要素も受けています。
■後遺症ラジオ
『後遺症ラジオ』は、中山昌亮さんによるホラー漫画です。
あらすじは、以下のようになっています。
………「ソレ」ハ…貴方ノ眼ニ………耳ニ………拒ンデモ…届クノデス………。
今、最も禍々しいホラーが、貴方の視野に、恐怖電波を受像する!!
ホラーの名手によるヒット作『不安の種』に続いて描く“さらに怖い”最新ホラーシリーズが、この『後遺症ラジオ』だ。
見どころは、恐怖表現の達人である中山先生が描く“もっと怖い”最新ホラーシリーズであること、著者の実体験に基づいた特別編があることなどです。実体験風の描写はリアリティがある恐怖感を演出します。
■自殺幇女
あらすじは、町で続発する首吊り事件に関わった大学生の早乙女境輔が、自殺コンサルタントと名乗るヒラサカコヨミという女性と奇妙な契約をするところから始まります。
コヨミは自殺を考える者に現れて、自殺させるという都市伝説の『自殺幇女』だったのです。
早乙女はコヨミの正体や首吊り事件の謎を明らかにするために、彼女と共に死の世界に挑んでいくことになります。 しかし、その過程で彼らはもっと恐ろしい事実に気づくことになるのです……。
自殺幇女の見どころは、不気味な雰囲気と衝撃的な展開です。 作品の中で描かれる自殺のシーンや首吊り事件の真相は、読者の心に深い恐怖を与えます。本編では夢の中に出てくる自殺を促す「鬼」と『自殺幇女』コヨミというある意味2つの敵が現れます。しかしコヨミは一概にも敵とは言えないミステリアスな存在でとても面白いですね。
早乙女とコヨミの関係性も見どころです。 二人は自殺契約で結ばれた相手でありながら、徐々に互いに惹かれ合っていきます。 しかし、その裏にはある秘密が隠されており、最後には驚愕の結末が待っています。
■おろち
おろちとは、楳図かずお先生の代表作の一つで、1969年から1970年にかけて週刊少年サンデーで連載されたホラー漫画です。この作品は、永遠に生き続ける不思議な美少女「おろち」が、さまざまな人間の運命に関わっていくオムニバス形式のストーリーです。
全9話からなり、それぞれにおろちが異なる役割を果たします。おろちは人々の心の闇や苦しみを見抜き、時には自らの能力を使って助けたり、時にはただ見守ったりします。
人間の本質や恐怖を深く掘り下げた心理的ホラーであり、最後には衝撃的な展開や結末が待っています。
■パノラマ島綺譚
「パノラマ島綺譚とは、江戸川乱歩の代表作の一つで、1926年から1927年にかけて週刊少年サンデーで連載された中編小説です。
この作品は、物書きになることを夢見ていた人見廣介が、自分とそっくりな大金持ち・菰田源三郎の死体とすり替わり、その遺産を使って自分の理想郷を作り上げるという物語です。
人見は菰田になりすましてから、M県S郡の南端にある無人島・沖の島に、自分の夢の世界を創造していきます。その夢の世界はパノラマ島と呼ばれ、自然や建築や芸術が調和した美しい島です。その中心には不思議な形をした巨大な鉄筋コンクリートの建物があります。
一方、生き返ったように変わってしまった夫に疑問を抱く菰田の妻・千代子は、人見にパノラマ島へと連れて行かれます。人見は千代子に自分が菰田でないことを告白し、パノラマ島の秘密を明かします。
■魍魎の揺りかご
三部けい (著)
出版社 : スクウェア・エニックス
『魍魎の揺りかご』は、三部けいによる日本のホラー漫画です。修学旅行中の高校生たちが船で航海中に、殺人鬼や生物兵器による惨劇に巻き込まれていくというストーリーです。
見どころは、生き残りをかけた主人公たちのサバイバルや心理戦、そして次第に明らかになる真相や登場人物たちの過去や本性です。ホラー要素だけでなく、人間ドラマやミステリー要素も楽しめる作品です。
登場人物の多彩さと内面の変化が見どころ。滝川や真琴など、個性的で魅力的な高校生たちが物語の主役です。彼らは船内でのサバイバルに挑みますが、その中で自分の本心や感情が露わになっていきます。人間の良さや悪さ、正気や狂気を見事に描き出しています。
■うずまき
伊藤潤二 (著)
出版社 : 小学館
黒渦町に暮らす女子高生「五島桐絵」は、隣町の高校に通う恋人「斎藤秀一」の父親がカタツムリに執着しているのを目撃する。秀一は父親がうずまきの呪いにかかっており、この町から脱出しようと桐絵に提案するが、桐絵は信じられない。
だが、黒渦町では不可解なうずまき現象が次々と発生するのだった。人間がカタツムリ化したり、空や水にうずまきが出現したり……。桐絵と秀一は新聞部の仲間たちと共に、黒渦町の過去やとんぼ池の秘密を調べようとするが、次々と恐ろしい目に遭う。
黒渦町は徐々にうずまきの形態に変わり、住民たちも肉体や精神がうずまき化していくーー。
この作品は、伊藤潤二の傑作であり、うずまきという形に魅了される人間たちの悲劇を描いたホラー作品です。
■隣人X
楠本哲 (著)
出版社 : 日本文芸社
紗倉祥子は、婚活パーティーで眉村仁という男と知り合う。眉村は一見紳士的だが、サイコパスである。 眉村は祥子に夢中になり、祥子の住むマンションの隣に越してくる。祥子は眉村と交際することになるが、徐々に眉村の素顔に気付いて怯えるのだった。
眉村は祥子を自分の邸宅に連れて行き、監禁しようとするが、霧島という男に救われる。霧島は妹が眉村の被害者になったという男で、眉村を追跡していた。眉村は霧島や祥子の親友・美穂をも巻き込んで暴れるが……また新しい隣人が来るのだった。
眉村仁や氏家智也といったサイコパスの描写が恐ろしい。顔や身振り、言葉などで狂気を示しており、読者の心臓を止める。特に眉村の裏表は見事であり、一瞬で変貌する様子は怖い。
祥子や美穂、霧島といった普通の人間がサイコパスに巻き込まれていく様子が哀しい。彼らの過去や家族関係が変化していく様が恐ろしい。
■レイナ
楠本哲 (著)
出版社 : 日本文芸社
ほんの些細なきっかけで声をかけられたがために、死に至るまでつきまとわれ破滅させられる男たちの物語。マスク姿の「レイナ」には気をつけろ! レイナは一見かわいい女性だが、実はサイコパスであり、麻酔をかけて目玉をえぐったり、歯磨きを血が出るまでやり続けたりする。
レイナに狙われる男たちは、教習所のカードを拾っただけの青年や、レイナの隣人になった男など、様々な人間である。 レイナは彼らにしつこくラインを送ったり、ストーカー行為をしたり、殺害しようとしたりする。
レイナがなぜこんなに狂っているのか、彼女の過去や動機はまだ明らかになっていない。
レイナのサイコパスぶりが怖すぎる。彼女の顔や身振り、言葉などで狂気を示しており、読者の心臓を止める。特にマスクをつけている理由や、歯磨きにまつわる秘密が気になる。 レイナに狙われる男たちの運命が哀しい。彼らはレイナとの関わりが深くても、容赦なく追い詰められていく。警察にも助けを求められず、自分で逃げるしかない。
しかしレイナはしつこく追ってくるため、安らげる日はない。 レイナの過去や動機が徐々に明らかになっていく様子が面白い。レイナはどうしてあんなに狂ったのか。彼女の家族関係やトラウマが衝撃を広げる。
■座敷女
望月峯太郎 (著)
出版社 : 講談社
大学生の森ひろしは、真夜中に隣の部屋のドアがノックされる音に気づく。ドアを開けてみると、そこには不気味な大女・サチコが立っていた。
ひろしは、サチコに電話を貸してしまったことで、彼女に執拗に付きまとわれるようになる。サチコは、ひろしの友人や恋人をも襲撃し、ひろしの日常を破壊していく。
サチコの正体は、ひろしや友人の佐竹が小学生時代にいじめていた女子・田尻早苗だと思われたが、実は全くの別人だった。サチコは、早苗が自殺した後にその遺品を手に入れたことで、早苗の復讐心を引き継いだのだった。
一時期ネットでも話題になった本作。サチコは、ひろしや佐竹を殺そうとするが、佐竹の空手の技で返り討ちにされる。しかし、サチコは死んだふりをしており、最後にはひろしの部屋に忍び込んで彼を襲う。
この作品は、望月峯太郎が『週刊ヤングマガジン』で連載していたサイコホラーコミックです。
■漂流教室〔文庫版〕
楳図かずお (著)
出版社 : 小学館
「高松翔は、大和小学校6年生の少年。ある日、彼の通う学校は突如地震に見舞われ、翔と同級生たちは荒れ果てた未来の世界に飛ばされてしまう。教師は全員死んでしまい、翔たちは食べ物や水を探しながら恐ろしい生き物や環境に立ち向かっていく。
翔は、過去の世界にいる母親と心を通わせることができる西あゆみという少女の力を借りて、元の時代に戻ることを願うが、そのためには仲間たちを犠牲にしなければならない。翔は、自分の運命と向き合うことになる。
この作品は、楳図かずおの傑作であり、未来に迷い込んだ小学生たちの壮絶なサバイバルを描いたSFホラー作品です。楳図は、この作品で母子の愛情や公害問題を取り上げたと述べています。1975年に小学館漫画賞を受賞した名作です。
■屍鬼
小野不由美 (著), 藤崎竜 (著)
出版社 : 集英社
「屍鬼 1 (ジャンプコミックスDIGITAL)」は、小野不由美の原作、藤崎竜の作画によるホラー漫画です。あらすじは以下の通りです。
199X年の猛暑の夏、山に囲まれた外場村で、原因不明の死体が次々と発見される。同時に、村に越してきた桐敷一家と関わった人々が行方不明になる。
村で起こる怪事件に巻き込まれた少年・夜刀神十香は、死んだはずの人間が生き返る「屍鬼」という存在に遭遇する。十香は、屍鬼と人間の戦いに巻き込まれていく。
この作品は、小野不由美の代表作であり、人間と屍鬼の対立を描いた衝撃的なホラー作品です。この作品は、2010年にアニメ化されています。不死の屍鬼と恐怖に震える人間の戦いを描いた。
閉鎖された山村で、屍鬼に襲われる人々の運命を追います。小野不由美のオリジナル設定と藤崎竜のリアル画風が作品の世界観を深めます。
■うなぎ鬼
落合裕介 (著), 高田侑 (著)
出版社 : 少年画報社
「うなぎ鬼」は、高田侑の原作、落合祐介の作画によるホラー漫画です。あらすじは以下の通りです。
「うなぎ鬼」は、借金に苦しむ倉見勝が、闇金の千脇に雇われて始めた仕事が、人間の死体を屍鬼と呼ばれる存在に食わせるという恐ろしいものだったというホラー漫画です。
倉見は、マルヨシ水産やデリヘル嬢のミキとの関係で、黒牟という裏社会に引きずり込まれていきます。
この作品は、人間の死体を利用する屍鬼という斬新な設定で、グロテスクで残酷な描写を繰り広げるホラー作品です。屍鬼は、人間の血を吸って不死になる存在であり、人間は屍鬼に恐怖と憎悪を抱きます。
両者の間には、和解や共生の道はありません。高田侑の緻密なストーリーと落合祐介のリアルな画風が相まって、作品の世界観を深く表現しています。
まとめ
サイコホラー漫画は、人間の心理や感情を描くことで恐怖や緊張感を高めるジャンルです。登場人物の過去や秘密、狂気や犯罪など、様々な要素が物語に深みや複雑さを与えます。
ホラーが好きな方はもちろん、人間の心理に興味がある方にも読んでいただきたい作品です。ぜひチェックしてみてください。
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