『不死と罰』が面白い ラブホテルで繰り広げられるパニックホラーのネタバレ感想

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不死と罰とは

『不死と罰』は、佐藤健太郎によるサスペンス漫画で、ゾンビが蔓延る世界を舞台にしたパニックホラー。この記事では、漫画のネタバレとその背景をご紹介する。

物語の始まり

物語は、主人公・文人がママ活中にパンデミックに巻き込まれ、ラブホテルに閉じ込められるところから始まる。

しかしこのパンデミック、噛まれるとゾンビ化するというかなりヤバイ代物だった。ラブホテルという閉ざされた空間で、被害はどんどん拡大していく。

そして実はこの主人公「矢風文人」はかつて連続殺人事件を起こしたという壮絶な過去があった。

彼はママ活をして生計を立てていたが、マッチングアプリで知り合った女性に所持金を盗まれ、ラブホテルから出られなくなったタイミングでパンデミックが発生。

その頃、外ではゾンビが増殖し始め、東京は地獄のような状況になっていた。

このホテルには、文人以外にも様々な闇を抱えた人々がおり、彼らの運命が交錯する。

ヤバいバックボーンを持ったキャラクターが絡み合う

矢風文人(やかぜ ふみと)
中学2年生の時に「白蛇」と名乗り、四人の女子中学生を殺害および死体遺棄した「中二ミキサー連続殺人事件」を起こした殺人犯。黒髪をマッシュルームカットにしている。過去の犯罪歴が原因で仕事が長続きせず、年上の女性との関係を通じて生計を立てている。特異な性的嗜好を持ち、それに苦しんでいる。

仮野女衣(かの めい)
602号室に滞在する少女。黒髪のロングヘア。アイドルグループ「むーとぴあ」のメンバー。過去には金銭的な困難を抱え、パパ活で生計を立てていた。感染者になった岩陰との関係を経て、隣室の矢風文人に助けを求める。金髪ショートヘアに戻りたいと願っている。

美沢(みさわ)
ラブホテルの清掃員。長い黒髪をうなじで束ねる。感染者の侵入時には604号室で清掃中で、難を逃れる。シングルマザーで、子供たちの安否を心配している。603号室の矢風文人と出会う。

亀ヶ岡(かめがおか)
ラブホテルの清掃員。黒髪を真ん中分けにしたショートヘア。感染者の侵入時には美沢と共に604号室を清掃中。感染者の増加に対して冷静な態度を取る。

エリコ
矢風文人と共にラブホテルに滞在していた中年女性。黒髪のロングヘア。ママ活を行い、マッチングアプリで「ミナト」と名乗る文人と出会う。文人の所持金を盗んで逃走する。

岩陰(いわかげ)
602号室に滞在していた男性。短髪の黒髪をオールバックにしている。仮野女衣とのパパ活関係があった。感染者との遭遇後、感染の恐れがあることを悟り、女衣に自分を縛って閉じ込めるよう頼む。

ゾンビ化はあっという間に広がっていく……

物語は、日本各地で人々がゾンビ化し、日常が崩壊していく中で展開される。文人は、ママ活相手に金を持ち逃げされ、新宿・歌舞伎町のラブホテルの一室に閉じ込められてしまうのだった。

ホテルには、アイドルのメイやホテル清掃員の美沢など、様々な人物が登場し、彼らの運命が複雑に絡み合い始める。

ラブホテルという閉ざされた空間でのパニックホラーが面白い

東京中に「ゾンビ化」というパニックが広がる中、意外にもストーリーはずっとラブホテル内で展開される。

しかし捕まったら最後という状況で、逃げ場が限定されているからこその恐怖感がある。

また、主人公たちはまともな武器も持ち合わせていないが、ゾンビたちは「音」に反応するという習性を利用し、ラブホで販売されていたバイブなどを最大限利用して窮地をダッシュするギリギリ感も面白い。

少しづつ明らかになっていく主人公の過去 不死と罰はただのホラーに非ず

「中二ミキサー連続殺人事件」を起こした殺人犯である主人公。しかし、ものすごい罪の意識が高く、性格も優しさを見せたりしてとても殺人犯のようには思えない。
しかし主人公が持っていたメモ帳には殺意を示すなぐり書きが残されていたり、まだまだ謎が多い。

また、ヒロインの女衣が実はアイドルなのにパパ活をやっていた過去があったり、一癖も二癖もあるトラウマを抱えている登場人物たちが絡み合う点も本作も魅力かもしれない。

『不死と罰』の作者は?

『不死と罰』の作者は、佐藤健太郎先生です。1986年に大阪府で生まれ『魔法少女サイト』や『魔法少女・オブ・ジ・エンド』などの作品で知られています。

項目詳細
生年月日1986年12月1日
出身地日本・大阪府
職業漫画家
ジャンル少年漫画
略歴大阪芸術大学出身。在学中に漫画家を目指し始める。2011年に『週刊少年チャンピオン』月例フレッシュまんが賞で編集長奨励賞を受賞し、同年、第76回新人まんが賞で準入選。
主な作品「魔法少女・オブ・ジ・エンド」、「魔法少女サイト」、「不死と罰」、「ガーディアン田中家」、「ぼくらの夏が裂けていく」(原作:宮月新)
原作担当「魔法少女サイトSept」(作画:宗我部としのり)
出演テレビアニメ『魔法少女サイト』(小田野総二 役)、『SASUKE』(2018年12月31日、TBS)

読者の反応

つい『不死と罰』を一気に読んでしまった。本当に面白かった!

『不死と罰』を読んでみたら、思った以上に引き込まれたよ。現代のゾンビパニックがいい感じ。DMMブックセールで買おうかな。

最近オススメされていた『不死と罰』、読みやすくて、凄い作品だった。早速、全巻を手に入れよう。

試し読みで『不死と罰』を読んだけど、佐藤健太郎さんの作品とは気づかなかった。絵がとても上手くなっている!

『不死と罰』、グロいけど、めちゃくちゃ面白い…!

『不死と罰』は本当に面白い。グロ耐性が必要かもしれないけどね。

令和の最高のゾンビ漫画、佐藤健太郎の『不死と罰』。5巻でついに物語が深まり、主人公の闇も明らかに。30万部の売上は素晴らしい。みんなゾンビ漫画が好きなんだね。一緒に楽しもう。

まとめ

『不死と罰』は、ゾンビの描写がリアルで、人間模様が魅力的な作品だ。パンデミックものが好きな読者には特におすすめで、どのような展開になるのか予測が難しく、続きが気になる作品といえる。

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