皆さん、 『SPY×FAMILY』 という漫画はご存知ですか。
マンガ大賞2020では大賞は逃したものの、2位にランクインし今大注目されている漫画です。
マンガ大賞は今年で13回目を迎える有志によるマンガ賞で、運営はマンガ大賞実行委員会が行っています。選考員は、実行委員が直接声をかけたマンガ好きの有志たち。
まさに漫画を愛する人たちの推し作品が選ばれるわけで 過去3年の受賞作品は
- 2020大賞『ブルーピリオド』山口つばさ
- 2019大賞『彼方のアストラ』篠原健太
- 2018大賞『BEASTARS』板垣巴留
- 2017大賞は『響~小説家になる方法~』柳本光晴
などアニメ化や実写化している作品ばかりで、本当にクォリティが高い作品がノミネートされています(ブルーピリオドもきっとアニメ化されるでしょう)
『SPY×FAMILY』 ってどんなストーリー?
凄腕スパイである主人公、黄昏(たそがれ)こと ロイド・フォージャーは東国の政治家ドノバン・デズモンドと接触するため偽装家族を作ってデズモンドの息子が通う名門イーデン校に養子を入学させる任務を命じられます。
そんな黄昏はある日養子を探して訪れた孤児院で他人の心を読める少女アーニャと出会います。
少女が難関イーデン校に合格できると考えた黄昏は彼女を養子にします。更には妻役を探していた黄昏はヨル・ブライアという女性と出会います。形式上の恋人を探していた彼女と利害が 一致した黄昏は偽装婚約します。しかし、彼女はコードネームいばら姫という凄腕の殺し屋でした。
こうして「スパイ」と「殺し屋」と「超能力者」という何ともデンジャラスな即席の家族としての生活がスタートしたのです。
登場人物
“黄昏(たそがれ)” ロイド・フォージャー(Loid Forger)
本作の主人公。東国で諜報を行う西国のスパイ。「黄昏」はコードネームで、本名はスパイになった時に捨てた。変装が得意で、オペレーション〈梟〉では「精神科医ロイド・フォージャー」の偽装身分を用いる。並外れた戦闘力・記憶力・情報処理能力を持ち、任務ごとに様々な顔・名前を使い分ける。かつては戦災孤児で、「(幼い頃の自分のような)子どもが泣かない世界」を作るためにスパイとなった。普段は冷徹だが、本来は人間味溢れる性格で、ヨルやアーニャにも気を配る。しかし、スパイらしく合理的な考えに至りがちで、一般的な考えからズレることがある。
SPY×FAMILY 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
“いばら姫” ヨル・フォージャー(Yor Forger)
旧姓ブライア(Briar)。バーリント市役所の女性職員。裏の顔は凄腕の殺し屋。27歳。幼い頃に両親を亡くし、殺し屋「いばら姫」として弟のユーリを養ってきた。「店長」なる人物から指示を受け、「売国奴」を暗殺する。黄昏をも凌ぐ高い身体能力を誇るが、性格は天然で妙な妄想に陥ることがある。酒癖が悪い。
SPY×FAMILY 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
“被検体007” アーニャ・フォージャー
他人の心が読める超能力者の少女。推定4、5歳だが、イーデン校の入学条件を満たすため6歳を自称する。ある組織の実験体「被検体007」として生み出されたが、「お勉強」ばかりの生活に嫌気が差して逃亡。以後は自ら「アーニャ」と名乗り、能力を隠しながら施設や里親を転々としていた。任務のため養子を探しに孤児院を訪れた黄昏の素性に興味を抱き、彼の養女となる。黄昏の工作により、ヨルを含め対外的にはロイドの実子(死去した前妻との子)ということになっている。
SPY×FAMILY 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
『SPY×FAMILY』の魅力
主人公 ロイド・フォージャーは、凄腕で冷徹な一面も見せるスパイです。依頼とはいえ、そんな主人公と家族を演じることになった暗殺者のいばら姫と、超能力者のアーニャ。彼らはお互いの本当の素性を隠したままの「仮初の家族生活」をコメディ感たっぷりで描かれています。しかし、そこにはしっかりとしたドラマも描かれており、読者を釘付けにします。
主人公 やヨルは、キレた時は怖く冷酷な一面がありますが、とても優しくて人間的な一面も魅せます。あとアーニャが表情豊かでめちゃくちゃかわいいです。
最初に見たとき、手塚治虫のブラックジャックに出てくるピノコが思い浮かびました(設定とかは全然違いますが、なんとなく)
エスパーのため、相手が考えていることがダイレクトで伝わってしまうのは、時としてはとても役立つかもしれませんが、情報を取捨選択できないから、無邪気な子供にとってはとてもつらいことですよね。今後のストーリーでも、スパイとして役に立つ時が来るかもしれませんが、同時にアーニャにとって試練として描かれていくだろうと思います。
いずれにしても、私はこの作品を読んでからこの作品の大ファンになりました。今は仮初の家族かもしれませんが、少しずつ「本物の家族」になっていく過程を見守っていきたいですね。
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