【チェンソーマンネタバレ考察】そもそも何故「チェンソー」なのか、デンジは一体何者なのか

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2021年8月2日2023年10月31日

チェンソーマンの世界では人間、悪魔、武器人間がいる。悪魔は人々に恐れられる対象ほど、凶悪で強力な悪魔として描かれている。

「チェンソー」ってそんな恐ろしい物だろうか

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— ゼブラック (@zebrack_comic) December 22, 2020

チェンソーマンにおいて、例えば「銃」の悪魔は最強クラスとして描かれている。これは、武器として強力ということはもちろん、人々が「銃」への恐怖心が非常に高いからだ。例えば「核」の悪魔がいたとする。核兵器は恐ろしいし、銃なんかより遥かに破壊力がある。

しかし、人々により（特にアメリカ）、より身近な存在の銃の方がより具体的な恐怖心がある分、銃の悪魔は凶悪な存在なのだろう。

そこで、主人公のチェンソーという武器はどうだろうか。そもそも武器じゃない……。

チェンソーで連想されるもの

悪魔のいけにえ

藤本タツキ先生が大の映画好きのため、様々な映画からネタを引用しているようだ。タツキ先生のインタビューから、チェンソーマンの元ネタの映画はホラー映画の金字塔「悪魔のいけにえ」らしい。

「悪魔のいけにえ」に限らず、13日の金曜日など伝説の作品に登場するチェンソー。映画好きのタツキ先生にとってスペシャルな武器なのかもしれない。

チェンソーマンはこの作品において、とてもユニークで重要な存在だ。
チェンソーマンの世界では、悪魔は輪廻転生しており、例え地獄で死んでも、現世に転生する。しかし、チェンソーマンの最も大きな能力が、食べたものの存在を消す（死んでも地獄で蘇る悪魔すら存在を消す）だ。そりゃ悪魔達からも恐れられるわけだ。

悪魔の輪廻転生については下記もどうぞ

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神を一撃で倒した武器

散々語りつくされているが

かみはバラバラになった。

これは古のゲーム『魔界塔士Sa・Ga』において、「チェンソー」という敵を一撃で倒せる特殊アイテム（ドラクエで言うとザキ）にてラスボスすらも一撃で倒せてしまった際に表示されるメッセージだ。

amazon.co.jpより画像引用

スクウェア(現：スクウェアエニックス)のゲームボーイ用RPG『魔界塔士Sa・Ga』では、「チェーンソー」という特定条件下で敵を一撃で倒せる武器が登場する。これで敵を倒すと、「(名前)はバラバラになった」との文が表示される(チェーンソーと同様の効果を持つモンスター能力「のこぎり」でも同様)。

チェーンソーがラスボスである神にも通用してしまうというプログラム上の設定ミスから、この衝撃的な一文は生まれた。創造主にして唯一神的な存在であるかみを市販のチェーンソーでバラバラにして倒すというそのインパクトの強さは、同社の別作品ではネタにされリメイク版では仕様になってしまうほどであった(攻略本や公式サイトにもその事を匂わす一文がある)。

さらには、NintendoSwitch版の「Sa・Ga COLLECTION」でも修正されることはなかった。本作における神は、退屈しのぎをするためだけの目的で、平和だった世界を混沌に叩き落し、そうして人々を窮地に追い込んだ所で「楽園への道」を作り、その道のりで死んでいく人々の様子を見ながら楽しんでいたという、マッチポンプかつ外道という悪逆非道のキャラクターである。
ピクシブ百科事典より引用　

https://dic.pixiv.net/a/%E3%81%8B%E3%81%BF%E3%81%AF%E3%83%90%E3%83%A9%E3%83%90%E3%83%A9%E3%81%AB%E3%81%AA%E3%81%A3%E3%81%9F

チェンソーマンは様々な作品から引用されているが、 Sa・Gaも引用しているのだろうか。