『ダンダダン』ネタバレ感想 オカルト×バトル×恋愛のてんこ盛りカオス

幽霊肯定派の女子校生・綾瀬桃と、同級生の怪奇現象オタク・オカルト君。互いに否定するUFOと怪異を信じさせるため、桃はUFOスポットの病院廃墟へ、オカルト君は心霊スポットのトンネルへ行くのだが…。運命の恋が始まる!? オカルティック怪奇バトル開幕!

少年ジャンプ+掲載

『ダンダダン』ぶっとんでます。

ジャンプ+にて公開2日で100万PVを達成したという、今勢いのある漫画です。

目次

『ダンダダン』 あらすじ

主人公、高倉健ことオカルンはいかにもオタクな容姿をした「オカルト」オタクだ。
あの「高倉健」とは似ても似つかない。

「高倉健」に憧れる同級生「綾瀬桃」とひょんなことから口論になり……桃はUFOスポットへ、 オカルンは心霊スポットへ訪れることになります。
そこでそれぞれが信じていなかった幽霊と宇宙人に遭遇するのでした。

オカルトあり、恋愛あり、バトルあり!? いろいろてんこ盛りだけどおもしろい

「オッパイ吸わせてやるからよお、イチモツしゃぶらせろ」
オカルンは心霊スポットでターボババアに遭遇します。

ターボババアやばい

同時刻、桃は桃でセルポ星人の襲われ宇宙船に拉致られていた。
そこに現れたターボババアに呪われたというオカルン。
突如としてセルポ星人VSターボババアの対決が始まる。

登場人物

綾瀬桃(あやせ もも)

本作の主人公の1人。
UFOは信じていないが幽霊は信じている。チャクラにより人のオーラを掴み自由に操作できる。

高倉健(たかくら けん)

本作の主人公の1人。通称:オカルン。
ターボババアに呪われてしまう。しかしターボババアの能力をコントロールできるようになり……

白鳥愛羅(しらとり あいら)

オカルンを騙してからかったことにより桃にタライを落とされる。ひょんなきっかけで幽霊が見れるようになる。

ターボババア

第1話で登場。オカルンが最初に出会った妖怪でオカルンに憑りつく。ターボババアにかけっこで負けたら呪われると言われている。主人公たちを何度も襲うが、どこか憎めない一面もある。

ターボババアって何者!?ターボババア編について

オカルンは心霊スポットで遭遇した「ターボババア」に呪われてしまう。同時にセルポ星人に捕まってしまった桃は、襲われているところをターボババアが助けに(実際はコントロールできていない)くる。とにかく勢いが凄いこの漫画、あまり深く考えてはいけないのかもしれない。

妖怪VS宇宙人の構図が繰り広げられるが、捕まっていた桃が霊媒師だったお婆ちゃんからの教えを思い出し、チャクラが解放される。セルポ星人を宇宙船ごと吹っ飛ばしたが、今度は暴走するターボババアに襲われる。しかし、チャクラでターボババアをオカルンの体から追い出したが、オカルンのイチモツをターボババアに奪われてしまうのだった。凄い……。ちなみにイチモツをターボババアに奪われているかぎり、呪いは解けないという。

桃の家にいた二人を今度はフラッドウッズモンスターが襲う。今度はオカルンがターボババアの力をコントロールしてモンスターと戦う。人間離れスピードだが、体が付いていかない。鳥居の外に叩きつけられた桃だったが、結界を再度張り、モンスターは燃え尽きた。モンスターは倒したが、今度はターボババアに襲われる桃。絶体絶命の桃だったが、桃の祖母(とてもそうは見えない)で霊媒師の星子が現れターボババアを撃退してしまう。

それでもターボババアの呪いは解けてはいなかった。決着を着けにトンネルに向かった桃とオカルン。再度オカルンの中に入り込んだターボババアを桃のチャクラにより捕まえることに成功するが……トンネルにいた巨大な蟹の姿をした地縛霊に追いかけられる。結局地縛霊とターボババアが合体し再び襲い掛かるが、電車に乗り逃げつつ星子が張った結界で倒すことに成功した。

結局虫の息だったターボババアはオカルンの体に憑りついたままだったが、星子のハリセンにより追い出されたのち招き猫の人形に魂が移る。以後、オカルンたちと同行することになるのだった。

オカルトあり、恋愛あり、バトルあり!? 『ダンダダン』 の魅力

セオリーを無視した面白さ

もう何が何やら……しかしこのぶっとび具合がダンダダンの最大の魅力です。世に存在するほとんどの漫画がある程度のセオリーの中でストーリーが展開していきますが、ここまでぶっ飛んでいる作品も珍しいです。これは、やはり藤本タツキ先生のアシスタントを務めていた龍幸伸先生だからこそ、タツキイズムを受け継いでいるのかもしれません。戦闘シーンなんかも構図とかチェンソーマンと通じるものがある気がします。画に力があるというか・・・。もしくは名編集者の林士平氏の編集だからか・・・とにかくユニークな作品です。妖怪の力を得る。 ターボババアに呪われてイチモツを失った挙句、タマも落とす。

あと、桃がかわいいです。桃は一見ギャルにようなキャラですが、実は高倉健をこよなく愛す少し変わった子。芯が通っていていいキャラしてます。強気な性格ですが、乙女な一面も見せギャップがかわいいです。

ターボババアは味方になりますが、この作品は妖怪も完全な悪として描かれているわけではない点も面白いですね。アクロバティックさらさら編などは妖怪側のバックグラウンドも深堀されていて感動しました。今勢いがあるのも納得ですね。

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