世界中で話題沸騰! 超大作時代劇『SHOGUN 将軍』がディズニープラスで大ヒット
ディズニープラスで配信中の『SHOGUN 将軍』が、開始6日間で驚異の900万再生を記録し、同プラットフォーム史上最高の初回再生回数を樹立した。この作品は戦国時代を舞台に、徳川家康をモデルにした武将と、実在の英国人航海士ウィリアム・アダムスにインスパイアされた「按針」を軸にしたストーリーが描かれている。
批評家から絶賛の嵐! 度肝を抜く作品の質と魅力
FXプロダクションが手掛けた本作は、RottenTomatoesで配信開始直後に100%の高評価を獲得。現在も99%の高いスコアを維持する話題作だ。徹底した時代考証と素晴らしい作り込みにより、戦国の世界観が臨場感たっぷりに再現されている。特に真田広之主演で「日本人キャスト起用」にこだわった点が高く評価されており、日本の歴史と文化に対する敬意が窺える。全10話の本編は第1話と第2話の同時配信に続き、毎週火曜日に新エピソードが加わる。第4話まで視聴可能で、ラストは4月23日の配信予定だ。
史実の英雄ウィリアム・アダムスの生涯から着想を得た英国人キャラクター「按針」
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— ディズニープラス公式 (@DisneyPlusJP) January 26, 2024
『#SHOGUN 将軍』
キービジュアル
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武将・吉井虎永(#真田広之)の
領地へ漂着する英国人航海士
༄ ジョン・ブラックソーン/按針 ༄
演:#コズモジャーヴィス
⚔️2/27(火)独占配信#ディズニープラス スター#ShogunFX #時は来たSHOGUN pic.twitter.com/Kz5tFU3clr
本作の主人公「按針」は、1600年に日本に漂着したウィリアム・アダムスの実在の人物にインスパイアされている。物語は、アダムスが乗船していたリーフデ号が日本に到着したところから始まる。ポルトガル人宣教師らからは海賊と見なされ、処刑を望まれたが、徳川家康の理解を得ることができた。
家康に重用され日本で活躍する素晴らしき外国人
家康はアダムスの持つ知識や技術に可能性を見出し、重用する。やがてアダムスは日本初の西洋型船舶を建造し、さらに家康から土地と資金を提供されて生活の基盤を得る。そして西洋の知識や文化を日本に広め、日英の交流の橋渡し役ともなった。功績が認められ、サムライの称号も授けられた。
アダムスの生涯を元に自由に物語が展開
本作はウィリアム・アダムスの生涯を土台としながらも、独自の物語を紡いでいる。日本の専門家の協力を得て、細部にまでこだわりが見られ、作品の質の高さが窺える。真田広之が日本人キャストの起用を強く望んだことで、時代劇としての完成度が高まっている。
主役の按針役は個性的な俳優コズモ・ジャーヴィス
史実のウィリアム・アダムスにインスパイアされた按針役を演じるのは、新進気鋭の俳優コズモ・ジャーヴィスだ。ニュージャージー州出身で、イギリス人の父とアルメニア系アメリカ人の母を持つマルチ文化育ち。俳優業のかたわら、ミュージシャン、映画監督としても活動している。
俳優以外にも様々な顔を持つ才人
ジャーヴィスは2011年にアルバム「Is the World Strange or Am I Strange?」をリリースするなど、ミュージシャンとしても活躍。俳優としては『レディ・マクベス』(2016年)や『説得』(2022年・ダコタ・ジョンソン共演)に出演し、高い評価を得ている。またイギリスの人気ドラマ『ピーキー・ブラインダーズ』にも出演するなど、その演技の幅は非常に広い。
視聴者から熱い支持を獲得した演技力
『SHOGUN 将軍』の按針役では、西洋と東洋の狭間で揺れるキャラクターの複雑な内面を的確に表現。言語や文化の違いから生じる矛盾や苦悩を見事に体現し、視聴者から賞賛の嵐を受けている。この作品を契機に多くの新たなファンを獲得し、今後の活躍が大いに期待される存在となった。
徳川家康がモデルの戦国最強武将「虎永」を演じる真田広之
『SHOGUN 将軍』に登場する吉井虎永という戦国武将は、徳川家康をモデルにしている。この重要な役柄を務めるのが、『ラストサムライ』『47ロニン』など数多くの作品で活躍する日本を代表する俳優、真田広之だ。真田自身もプロデューサーを務め、日本人キャストの起用に尽力した。
イギリス人アダムスとイエズス会宣教師の確執が物語の肝
ウィリアム・アダムスが漂着した当時の日本では、すでにイエズス会のカトリック教徒宣教師が活動していた。プロテスタントのアダムスは宗教的に対立する立場にあり、ポルトガル人らに海賊呼ばわりされ、処刑を望まれることになる。
家康との出会いが人生の転機に
しかしアダムスは、自身の立場を家康に説明したことで理解を得る。豊後臼杵に漂着した際も、病で大勢が死に、動ける者がわずかだったが、アダムスの人柄が家康に評価された。このことがアダムスと家康の信頼関係の始まりとなった。
対立を乗り越え、西洋の知識や文化をもたらす
その後、航海術に長けたアダムスは家康の要請で初の西洋型船を建造。家康の顧問となり、外交や天文学など様々な知識を提供した。宗教を超えた存在として、アダムスはヨーロッパ諸国との貿易や外交の架け橋にもなった。敵対関係にあったはずのイエズス会との対立を乗り越え、重要な役割を果たしたのだ。
斬新な物語によりアダムス生涯の意義が明らかに
このように本作は、ウィリアム・アダムスの実在の人物を基にしつつ、物語の自由な展開によって、彼の生涯の意義を改めて浮かび上がらせている。単なる歴史的事実の羅列ではなく、宗教や文化の壁を越えた架け橋としての側面に光を当てている点が高く評価できる。
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