『アンチヒーロー』第2話ネタバレ考察感想 緋山の真実 明墨にとっての正義とは?

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『アンチヒーロー』第2話ネタバレ考察感想 緋山の真実は如何に

第一話では明墨と目撃者尾形との公判が繰り広げられました。“検察の証拠を握りつぶす”アンチヒーローという独特のテーマ性が話題の本作品、第2話ではいよいよ緋山の判決が言い渡され、最後は衝撃のシーンで幕を閉めます。

この記事では第2話についてネタバレありで考察していきます。

本編のネタバレを含みます

姫野によるDNA鑑定の不正

明墨は姫野によるDNA鑑定書の不正を疑い、大学で密かに証拠を探ります。中島教授と助教の水卜が関わっていると推察。

赤峰、紫ノ宮、白木たちは医科大に潜入し、助教の水卜に学生を装い接近。再鑑定の生データが存在することが判明します。

明墨は直接水卜に接近するが警戒されてしまいます。そして赤峰が水卜のバックの中身を散乱させてしまったことを大学上部に報告されてしまい、そこで中島教授と対立。

場面は変わって赤峰は緋山と面談します。緋山が無実であることを本人に今一度問います。

公判では、中島教授の再鑑定についてアリバイを問い詰める明墨。中島教授は該当時間は水卜と打ち合わせをしていたと自身満々に説明しますが……明墨はそこで水卜の証言ビデオを提示。水卜は中島教授からの指示でアリバイ工作を行ったことを認める内容でした。

実は水卜の論文は中島教授名義で発表されていたことに不満を持っていたました。

よくある話ですね……

そのことを明墨に悟られうまく丸め込まれていたのでした。

無罪判決となる緋山だったが……

この証言が大きな力となり緋山は無罪判決を言い渡されます。しかし検察側は控訴するだろうという弁護士側は予想します。

無罪を言い渡されても表情を変えない緋山。彼は本当にやっていないのでしょうか。

判決を言い渡されても表情を変えない緋山に違和感。殺人で無実の罪を着せられた人間にはとても見えない。

そして判決後に明墨は車の鍵を緋山に渡します。その後緋山の後をつけた赤峰は衝撃のシーンを目撃。

なんと緋山は返り血のついた上着とバックをゴミ処理場に捨てていたのでした。

緋山の無実を信じ尽力していた赤峰はショックを受け憤りを感じます。

目撃された緋山は赤峰を睨みつけ、その場を立ち去ります。

緋山はやはり本当に殺人を犯してしまっていたのでしょうか。しかしそうだとしてもまだこの事件に裏があります。

赤峰は明墨に本当のことを知っていたのか詰め寄りますが、明墨は「例えば大切な家族に命の危機が迫っていたら、眼の前でナイフを持った男に大切な家族が殺されそうになっている。こっちはその男を殺せるナイフを持っている。家族を守るためにその男を殺せるか」と赤峰に問います。赤峰は「殺します」と答えました。

大事な人を守るためにやむを得ず人を殺した者、殺意を持って人を殺そうとしたができなかった者。罪が重いのはどっちなんだろうね。正義とはなんなんだろうか?

と明墨は再度問いました。

この発言は、明墨がなぜ証拠が完全に揃っていても無罪を獲得する弁護士「アンチヒーロー」になったのか、明墨の過去を紐解くヒントになるかもしれません。

大切な家族に命の危機が迫っている、そんな状況が過去にあったのでしょうか。

そして緋山が仮に本当に殺人を犯していたとして、動機が定かではありません。緋山はパワハラだけで人を殺すような人間なのでしょうか。

もしかするとそれこそ、大切な人を守るために殺人を犯し、そのことを明墨は知っていたからこその弁護だったのかもしれません。

見つかった凶器に指紋は付いていなかった?

明墨は裁判中に「現物は見つかったものの、それが被告人が殺害をしたという証拠までは出ていない」といいました。つまり凶器には指紋は付いていなかったということでしょうか。

第一話で緋山の指紋が現場に残っていたことがわかりました。この指紋は、犠牲者の子供の証言で、「事件前についたもの」とされましたが、実際は他の同僚の指紋でした。現場に指紋を残した緋山が、凶器には指紋を残していなかったのは疑問です。

第一話の最後で緋山は「あのハンマーは俺の……」と発言しているから、ハンマーは元々緋山のものであると思われます。

しかし指紋がついていないとしたら、本当に緋山は殺人を犯していなく、他の真犯人に濡れ衣を着せられたということも考えられます。

明墨は緋山の知らないところでこの凶器が使われた、と言っていますが、それは建前かもしれませんし、真実はまだ明らかにされていません。

その場合、緋山にとって大切な人が人質に捉えられているのかもしれません。

失墜したエリート検事姫野

証拠を捏造した姫野検事。しかしその背景には「刑事事件の有罪率は99.9%」という衝撃的な事実があります。

実は弁護士ではなく検察側が強烈なプレッシャーを受けているという明墨は言いましたが納得。これは現実でもそうなんでしょう。実際に誤認逮捕は滅多にありませんし、報道されますからね。

警察の信頼にも関わるため、絶対に負けられない戦いを強いられていたのは検事側。しかし事実を捻じ曲げてまで有罪することは許されないことです。

結局姫野は中島に金を渡していたことがスクープされ報道されてしまいました。

これで姫野はフェードアウトしてしまうのでしょうか。このままでは引き下がれないと明墨に復讐してくるかも!?いずれにせよ、検察は控訴の意向のため、姫野は再登場するかもしれません。

この記事のまとめ

要約
  • 明墨はDNA鑑定書の不正を疑い、大学で密かに証拠を探る。
  • 明墨と仲間たちは中島教授と助教の水卜が不正に関わっていると推察。
  • 赤峰、紫ノ宮、白木が医科大に潜入し、助教の水卜に近づく。
  • 再鑑定の生データの存在が明らかになる。
  • 明墨が水卜に接近するも警戒される。
  • 赤峰が水卜のバッグの中身を散乱させ、大学上部に報告される。
  • 明墨は公判で中島教授を厳しく追及し、水卜の証言ビデオを提示。
  • 水卜は中島教授からのアリバイ工作の指示を受けていたことを認める。
  • 緋山が無罪判決を言い渡されるが、検察は控訴の意向。
  • 緋山の無罪判決後、赤峰は緋山が血の付いた上着をゴミ処理場に捨てるのを目撃。
  • 赤峰は明墨に真実を詰め寄るが、明墨は大切な家族を守るための行動について問う。
  • 緋山が実際に殺人を犯していたか、その動機や背後にある事情に疑問が残る。
  • 証拠捏造を行った姫野検事の背景には、極度のプレッシャーがあったことが示唆される。

無罪判決からの緋山の衝撃のシーンと見どころ満載の2話でした。最後に登場した獄中の男と明墨の関係も気になります。

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