TVアニメ『終末トレインどこへいく?』第2話ネタバレ感想考察

トレンド入りも果たしたTVアニメ『終末トレインどこへいく?』。

なるべく公式以外のネットの情報を見ないで第2話の感想を書いていきたいと思います。

目次

第2話あらすじ(ネタバレあり)

冒頭で一人の少女が転校してくる。 名前は葉香。どうやら静留の小学生時代の回想のよう。しかし葉香がずっとうつむいたままで様子がおかしい。第一話の葉香はもっとまともな感じだった。
OPを挟んで第一話の続きが始まる。静留と同じく電車に乗ってしまった 撫子たち。玲実と晶が口喧嘩する横で、親にメールで連絡する撫子。しかしなぜPHS?もしかして4Gや5Gすら使えなくなった世界なのか……。玲実は、池袋まで以前は1時間で付いたというけど、晶は今でも一ヶ月はかかると言う。一体どうなってるんだこの世界は。

するとスピードが上がり続ける電車。どうやらブレーキが効かなくて焦る静留。なんとか乗り切った静留たちだった。どうやら運転は善治郎から一日5分だけ教わっていたよう。
食料を持ってきていた静留。
高麗川でなぞの首長竜らしき影が近づいてきた。晶曰くコマッシーというが……実際はスワンボートに白髪の男が乗っているだけだった。

池袋から来たという男に対して静留たちは興味津々。しかしその男曰く、西武池袋線沿線以外の世界は消えてしまった、と推測されるだろうと思われる。という曖昧な返事が。相手にしない静留たちに何かくれとせがむ白髪の男。しょうがないから父の電子タバコのカートリッジをあげる。お返しに自作の地図?をもらった静留だった。その男はアドバイスとして「何も信じちゃだめ。信じるなら自分で確かめること」と言った。

そして再出発した静留たち。一旦戻って準備をしてから再出発したい、という玲実だったが、水位が上がってきていることに静留は気がつく。そして善次郎とモールス信号で連絡を取り合う約束だったことを思い出す。モールス信号で善次郎とやり取りする晶だったが、途中で善次郎が元に戻ってしまう。そうこうしているうちになんと背後から津波が押し寄せる!全速力で電車で逃げる静留たち。なんとか津波から逃げ延び東吾野に到着したが……吾野からのレールが崩壊してしまった。もう吾野には戻る術が無くなってしまったのだろうか。

そんな静留たちに現地の人が話しかける。その女性の頭にはきのこが生えていた……。

第2話考察

葉香の変化

転向してきた葉香と第一話の葉香の様子が違う。静留たちと出会ったことで変化したのだろうか。なぜ葉香が吾野を出ていってしまったのか。この『終末トレインどこへいく?』という作品は、世界が大きく変わってしまうなどスケールの大きい話のようで、結局は「葉香と静留」の関係に焦点を当てたストーリーなのかもしれない。所謂セカイ系です。

ゴーヤの急成長

各駅間に距離が間延びしているのとして、時間軸が間延びしているならわかるけど、成長が早まるのは謎。「時間」というよりも池袋に近づくことにより植物の成長が早まるのかもしれない。第一話で池袋は植物で大変なことになっていたので。

時代設定がおかしい?

なぜか撫子がガラケーを使っていたので、時代設定が古いのかと思ったが、アイコスのカートリッジがあるから最近の話か。→4Gや5Gが使えなくなっているからか。そもそも7Gの話だし最近の設定か・・・。ガラケーを使っている説明が第一話であった?

スワンボートに乗っていた男(スワン仙人?)の地図

©apogeego/「終末トレインどこへいく?」製作委員会

あの地図を書けるということは全駅を見てきたということでは。だとしたら池袋からボートに乗ってやってきたのだろうか。

実際に吾野から池袋に行くには

西武秩父線(飯能行)→飯能乗り換え→西武池袋線急行(池袋行)

となる。各駅停車の駅数をカウントすると31となるので画像と一致する。ただ、てっきり急行が止まる駅に絵が書かれていると思ったが、そうではない模様。

各駅の絵が変化を示唆しているが、なにか各駅の名物的なものだったりするのだろうか。

スワン仙人が「西武池袋線以外は世界が消えている」と言っていたが、これが本当ならヤバすぎる・・・。

ちなみにもしこの作品がヒットしたら西武池袋線沿線が聖地になるのでは……。ガルパンの再来なるか。

随所でやけに「生死」を匂わせている

ナスカの地上絵とアマビエの絵。

©apogeego/「終末トレインどこへいく?」製作委員会

ナスカの地上絵→有名なナスカの地上絵。未だに謎に包まれているが、その目的の説のひとつとして巡礼地に向かうための目印説がある。

アマビエ→最初見た時、エジプトのヒエログリフかと思って、googleで画像検索したところアマビエという日本の妖怪だった…。豊作や疫病を予言する妖怪らしい。

メメントモリとは

晶が発した言葉。

メメント・モリは、ラテン語で「自分がいつか必ず死ぬことを忘れるな」「人に訪れる死を忘ることなかれ」といった意味。

押し寄せる津波

これは色々と人によってはトラウマが蘇る表現だが…大丈夫か。これも「死」をイメージさせる強烈な演出だとすると・・・。

沿線の脇にあった仏像

→もしかして吾野の鳥居観音だったり?

「練馬の国のアリス」のスーちゃん

→首吊りの縄がかかっている。スーサイド=自殺

静留が持っていきたいと言った小説「高丘親王航海記」

「高丘親王航海記」のあらすじは”幼少期より天竺を夢見ていた高丘親王は、2人の従者と途中で合流した秋丸と共に、その地を目指す旅に出る。南へと進む彼らは、儒艮やオオアリクイ、貘などの珍しい生物や、奇妙な人々との出会いを経験する。旅が進むにつれて、親王は自身の命の終わりを悟り、最終的には死を通じて天竺に到達する方法を学ぶ。

仮にこの話がモチーフになっていたとしたら、静留たちが向かっている先である池袋は天国(天竺)!?

最後の方で、これまで辿ってきたレールが崩壊して戻れなくなった。

これは想像以上に大きな出来事と思った。というのも、親たちがいる吾野に戻れない→現世を完全に旅たった?だとしたら、池袋にいる葉香はもう死んでいる?・・・と妄想してみたがこのストーリーは鬱すぎる。

7G回線が「脳に浮かんだ思考を直接読み取り、全てのデバイスにアプローチ。」だとすると、このセカイを思考をしたのはボタンを押した中富 葉香?

まとめ

第2話はずっと電車の中で物語が進みましたね。しかし退屈しなかったのは脚本の妙です。やはりいい脚本は会話劇だけでも面白いです。

あと、2話では色々と伏線っぽいものが散りばめられていて、実はかなりシリアスなストーリーなんじゃないかと、興味が湧いてきました。死生観を匂わしてきてませんか!?ただあくまでそれっぽく書いているだけかもしれませんね、それっぽい伏線を書いておいて回収しない作品も山程ありますし(笑)この作品はそうならないことを期待します。

見かけは明るい萌系だけど、実は…っていう展開は面白いですね、例えばまどマギなんかが当時盛り上がりました。そういうポテンシャルはある作品のような気がしたのですが、まだ4話までしか完成していないらしく、正直ヤバい気がするのですが…そこんとこどうなのでしょうか。

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